Vector Optics Forester Gen.2のレビュー

以前記事にしたVector OpticsのForesterのアップグレード版となるForester 第二世代を購入しました。

 

今回の記事を書く上で、第一世代や第二世代と書くと分かりにくいので、以降は第一世代をGen.1、第二世代をGen.2と記載していきます。

それから、Foresterと一口にいっても実はVector Opticsには複数種類のForesterが存在します。

Vector OpticsがForesterと名付けているシリーズは以下の4種類。

  • Forester 1-5×24 Gen.2
  • Forester 3-15×50
  • Forester 2-10×40
  • Forester 1-5×24 ※Gen.1

今回はForester 1-5×24を中心に据えて進めていきます。

 

 

なお、今回のForester Gen.2はつぼみアームズさんから購入しました。

実はGen.1もこちらから購入しています。

※2019年5月30日時点では販売元によってはまだGen.1が混在している状態なので、Gen.1なのかGen.2なのかしっかりと確認した上で購入することをおすすめします。

 

 

目次

パッケージ

まずはパッケージから。

右上にはForester Gen.2の記載とつぼみアームズで販売された証拠のシールが貼付されています。

また、箱の側面にもForester Gen.2の記載があるので、パッケージだけでも一目で分かるようになっています。

 

箱の底面にはスペック表がプリントされています。

ここで気になったのがParallax Settingでしょうか。

以前、Vector Opticsが公表したスペックだとParallax Settingは50ヤードだったのですが、このパッケージでは100ヤードとなっています。

気になったので公式サイトを見てみたのですが、こちらでは100ヤードとなっています。

プリントミスなのか正しいスペックなのか気になるので、問い合わせをしてみようかなぁ……。

 

内容物

続いて内容物に移ります。

内容物は以下のとおり。

  • Forester Gen.2本体
  • マウントリング
  • ユーザーマニュアル
  • レンズクリーナー
  • 保証登録の案内

 

次は本体の包装を解いていきます。

包装を剥がしたのがこちら。まずは上面から。画像上側がGen.1、下側がGen.2になります。

続いて、側面。

 

Gen.1と比較して、Gen.2は各部のセレーションが直線的なデザインになったことで全体的にシャープな印象になっています。

また、エレベーションノブ及びウィンテージノブの設計が変わった為、設定値の刻印が入っており、バッテリースペースの蓋にはメーカーロゴが追加されています。

 

エレベーション・ウィンテージの調整時にはノブを引き上げて回します。

ノブを引き上げた写真がこちら。

初回は引き上げるのに若干力が必要でしたが、2回目からはそこまで力も必要ありませんでした。

なお、調整幅は1クリックで1/2 M.O.A.となっています。

サバイバルゲームでは有効交戦距離もそこまで長くないので、これで十分だと思います。

 

そして、何よりもその特徴はスローレバーの追加でしょう。

このスローレバーのおかげでスコープを覗いたままでもスムーズに倍率調整を行うことができるようになっています。

レバー自体はしっかり固定されており、少しひねってみましたがガタなどもないので外れる心配も無さそうです。

また、レバー自体が緩やかなカーブがかかっており、ここに指がかかるので滑らないメリットもあります。

 

 

その他に付属品の適合も見ていきます。

まずは保護キャップ。

Gen.2の保護キャップをGen.1につけることはできましたが、Gen.1の保護キャップをGen.2につけることはできませんでした。

これはGen.1に比べてGen.2の視度調節リングが厚みがある為、キャップがひっかかってしまう形になります。

 

次はバッテリースペースのキャップ。

画像の通り、Gen.1とGen.2で仕様は同じでした。使用する電池もCR2032で共通しているので当然といえば当然ですね。

個人的には光る部分を減らしたいので、Gen.1のものをGen.2に使いたい気も少しします。

 

レンズ

ここからはレンズについて。

個人的な所感としてはGen.1とGen.2で低倍率時の見え方が若干違うように見えると感じました。

Gen.1は1倍の時に像の大きさが0.9倍ぐらいの大きさで見えるのですが、Gen.2は1倍の時に0.75倍のような感覚で見えます。

ここがGen.1がGen.2に勝っている部分なのではないかと思います。

 

次にディスプレイに方眼紙状のスプレッドシートを表示して撮ってみました。

 

まずは1倍から。

画像が粗いのと、一部ケラれてしまっていますが、外周にいくほど線が歪んでしまっていました。

また、他のスコープと比較すれば誤差程度ですが、Gen.1と比べて縁が厚く見えます。

これは視度調整リングのセレーションがある為、視野に浮かぶ幅が広がってしまっているようです。

 

続いて2倍。

こちらも画像ではケラれてしまっているので一部歪んで見えますが、実際に覗いてみるとほぼ歪みは無くなります。

歪みが気になる場合は2倍から上を目安にして調整するといいかもしれません。

 

室内ではこれ以上のことができなかったので、後日何か試してみたいと思います。

 

本当はGen.1とGen.2を同一条件で比較できればいいんですが、如何せんことに外に持ち出せるマウントが無いもので……。

カメラ用の三脚とスコープを連結するコネクタを作ってみるかなぁ……。

 

まとめ

今回Forester Gen.1とForester Gen.2の比較を中心にまとめましたが、全体的なアップグレードが図られているのは確かです。

特に調整の為のセレーションやスローレバーなど、操作系が各段に向上しています。

個人的には一番使う倍率は2~3倍だと考えているので、そこまで影響は無いと思うのですが、1倍の時の見え方などで若干のグレードダウン感があることは否めません。

(長距離に関しては後日、屋外に持ち出して見比べた上で追記できたらと思います。)

 

このような欠点があることを踏まえても、値段を考えればここまでバランスが取れているものはほとんどないのではないかと思います。

例えば、同Vector Opticsの似たような価格帯でいうとGrimlockなどもあるのですが、これはアイレリーフが短く、構え方に制限がかかってしまうように感じました。

その点、ForesterはGen.1、Gen.2ともにアイレリーフやアイボックスが広く、使いやすいのではないかと思います。

 

逆に高価なスコープを選択すればより良い視界を得られることは確かなのです。

ですが、狩猟などならともかく、サバイバルゲームでは撃ち返されてレンズに被弾する可能性も高くなります。

それならこのレベルで留めておくのがコストパフォーマンス的にもいいのではないかと思います。

 

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA