VFC/UMAREX GLOCK 19Xの外観レビュー
友人がVFC/UMAREX製のGLOCK 19Xを購入して画像と所感を提供してくれました。
以前にもARCTURUSのAR15やPDWの写真も提供してくれた友人なのですが、本当に感謝しきりです。
今回もパッケージと外観からレビュー記事を書いていきたいと思います。
目次
パッケージ
それではパッケージからいきましょう。
パッケージにはGLOCKのロゴとモデル名が大きく印刷されています。
余白部分には日本国内仕様を示すシール、それからUMAREXのライセンス品の証拠としてのシールが貼られています。
恐らく並行輸入品の場合には日本向けの初速調整がされていないと思われるので、日本国内仕様のシールは嬉しい対応です。
また、UMAREXのシールにはシリアルナンバーらしきものが入っているので、正規品か判別する為の材料にしてもいいかと思います。
パッケージの側面にはG19Xの仕様について記載されています。
事前情報を持たずに買う場合にはこの情報がパッケージに分かりやすく書いてあるのは割とありがたいです。
東京マルイのパッケージにはこのような記載は無いので、真似てほしいところ。
パッケージの中身がこちら。
ビニール袋に包まれたマガジンが刺さった状態のG19X本体、ホップ調整用アーレンキー、マニュアルが同梱されています。
なお、Gen.5仕様ですが、バックストラップは同梱されていなかったとのこと。
WEのG19Xにはバックストラップが付属していたので、ここは少し残念なポイントかもしれません。
マニュアルはセーフティマニュアルと操作マニュアルの2種類。
このマニュアルはペラ紙に印刷されています。記載言語はセーフティマニュアルは中文、操作マニュアルは英文となっています。
セーフティマニュアルは繁体字の中文なので、恐らく台湾の基準に照らしたものではないかと思います。(最大射程100mとか銃口初速毎の適用年齢が記載されています。)
当然のことながら、使用する際は日本国内の安全基準に準拠して使用してください。
操作マニュアルについては前述の通り英文ですが、図でも説明しているので英語が分からなくても問題無いと思います。
余談ですが、操作マニュアルや今回の記事では取り上げていないパッケージの側面にはアジア圏での販売に限定される旨の記載があります。
実際に持ち出すことはほとんど無いと思うのですが、念の為、覚えておくといいかもしれません。
本体
それでは、肝心の本体にいきましょう。
まずは右側面から。
続いて左側面。
質感は流石VFC製造のライセンス品といった仕上がりです。
G19Xの実銃を触ったことは無いのですが、写真を見比べる限りは遜色無いように感じます。
なお、グリスの塗布量が多いのか表面にもついてしまっているので、気になる方は一度清掃してもいいかもしれません。
本体重量は369g、マガジンはガス・弾無しの状態で258gとなります。
東京マルイのマガジンも同条件で量ったところ、300gとのことなので、かなり軽い設計になっているようです。
メタルスライドということでもう少し重量があるのかと思っていたのですが、想定していたよりも軽いとのこと。
続いて細部を見ていきましょう。
まずはグリップ右側面から。
右側面下部には正規ライセンス品であることを示す刻印が彫られています。
ここは実物と違いますが、正規ライセンス品の証拠でもあるので仕方ないのかなと。
Gen.5フレームなので、フィンガーチャネルが廃止されたラフ・テクスチャード・フレームもしっかりと再現されています。
私の手の場合は素手ならともかく、グローブをつけているとフィンガーチャネルが合わないので、このフレームは嬉しいです。
左側面のサムレストには警告シールが貼られています。
これ、あえて詳細は書きませんが、数値的には日本の基準値を超えています。
実際にはしっかり計測した上で取り締まられるので問題は無いと思うのですが、誤解を招かない為にも買ったら即剥がしたほうがいいかもしれません。
どうせならここも日本国内仕様のシールにしてほしかったな……。
次はスライド周りを見ていきます。
右側面にはGen5から追加されたスライドストップレバーもしっかりと設置されています。
また、エキストラクターも別パーツとなっているのは嬉しいですね。
スライド左側面の刻印は実物とほぼ変わらない位置に打たれています。
アレンジをしないでいいというのはライセンス品の強みですね。
マズル周りのデザインもGen5をしっかりと再現しています。
フロント側から見たのがこちら。
実は個人的にGLOCKの直線的で角ばったデザインがそこまで好きではなかったのですが、角が落とされたGen5のデザインは印象が大きく変わっているので素直に欲しいなぁと思わされています。
また、VFC製のG19Xの特徴であるホップ調整穴はこのリコイルスプリングガイドに設けられています。
実際に調整する時はこの穴に付属のアーレンキーを突っ込んで調整することになりますが、詳細は改めて紹介します。
シリアルナンバーに関しては実銃同様、セーフティ機能は無いようです。
サイトに関しては、ナイトサイトをモデルにしています。
ホワイトドットではあるものの、実銃と異なり蓄光塗料は盛られていません。
ただ、見にくいということはないようで、ドットも大きめの為、サイティングもしやすくなっているようです。
凄いなと思ったポイントは実はこのサイト、刻印が入っているんですよ……。
少し見えづらいのですが、フロントサイト・リアサイトともに刻印を入れています。ここまでやるのか……。
本体の紹介の最後はスライドを引いた時のアウターバレルのチルトについて。
これは他のモデルとの比較もしてくれたので、分かりやすいかと思います。
スライドを引いてもほとんどチルトしていないことが分かります。
他のモデルと比較した画像がこちら。
上から順に
- WE GLOCK17 Gen.5
- VFC GLOCK 19X
- 東京マルイ GLOCK19 Gen.3
となります。
比較してみるとかなり動き方に違いがあるのが分かりますね……。
個人的にはあまりチルトしないほうがゲームユースとしては好きなのですが、ショートリコイルの再現としては評価が分かれるかもしれません。
マガジン
マガジンに関しては、(恐らくVFC製造の)SAA製マガジンと比較しながら見ていきます。
まずは側面。
ぱっと見で分かるのはG19X用のものは本体と同じコヨーテブラウンのマガジンになっていることですね。
それから、リップ部分を留めているピンが2本になっていることも分かります。
それ以外はほぼ同じと見ていいかと思います。
後方から見た場合も色以外の違いは特に見当たりません。
気になったポイントとしては、ガスルートパッキンの形状です。
どうやら、形状が微妙に異なるようで、G19Xのほうがガスルートパッキンの形状が若干アールが強いように見えます。
パッキンの見た目は東京マルイのものとほとんど同じと見ていいかと思います。
マルイのマガジンとの互換性に関しては、撃つことまではできるもののスライドがしっかりと閉鎖しない場合があり、スライドストップがかかりにくいとのことなので、確実な動作を求めるなら専用品を使うほうがいいようです。
外観についてのレビューはここまでとします。
内部に関しても情報を提供してもらっているので、整理出来次第、改めて紹介していきます。