LayLaxのガスルートシールパッキン・エアロを試してみました
LayLaxから発売されている、グロック用ガスルートシールパッキン・エアロを試してみたので、記録として残しておきます。
結果から言ってしまうと、有意な数値が出なかったのでどのように捉えるべきなのか悩んでいます。
数値としてはガスルートシールパッキン・エアロを入れたほうがわずかながら初速は上がったのですが、誤差と見ていいレベル。
もしかしたら使用環境によっても変わるかもしれないので、参考程度に留めてください。
というわけで、どのようなテストをしたのか興味がある方は読み進めてください。
目次
ガスルートシールパッキン・エアロ外観
まずはガスルートシールパッキン・エアロの外観を見ていきます。左が純正で、右がガスルートシールパッキン・エアロになります。
最初は上から。
写真では分かりにくいですが、純正パッキンと比較して流路が狭くなっているように見えます。
次に側面を見ていきます。
純正と比較して放出口の山が大きくなっています。
恐らくこれでノズルとの隙間を小さくするのではないかと思います。
最後に底面から。
これも写真からは分かりにくいですが、放出口の角が落とされていることが分かります。
これはパッケージ裏の説明通りです。
テスト環境
それでは、実際に組み込んで撃ってみます。
組み込み手順に関してはLayLaxより動画が出ているので、そちらを参照してもらうと良いかと思います。
LayLax公式YouTubeより
今回テストに使うのはグロック用ロングマガジン2本です。
これは2019年2月中に買ったほぼ新品のものになります。(一度だけサバイバルゲームに持って行ってはいますが……)
純正マガジンがこちら。
ガスが入っていない状態で540g、ガスを注入したものが551gになります。
本来なら0.1g単位で出せればよかったのですが、手元になかったもので……。
次にガスルートパッキン・エアロを組み込んだマガジン。
こちらはガスが入っていない状態で538g、ガスを注入したものが547gになります。
一応、噴き戻すまでは入れたのですが、ちょっと少ない気もしますね……。
温度に関しては、しばらく放置をして、両方とも約23.8度になっていることを確認しました。
ガスブロの初速を調整する時は赤外線放射温度計があると便利ですね。
今回はドライヤーやヒートガンの類で温めることはせずにこのままでいきます。
使用するハンドガンは東京マルイのグロック22で、ホップは0.25g弾使用時に適正ホップとなるように調整したもの。
使用する弾はCYCの0.2gプラスチック弾を使用します。
ガスについては、LayLaxのハイバレットガス (HFC-152a) を使用します。
本来はホップを解除しておくべきだと思うのですが、SLONGのカービンキットに組んでしまっているので、分解が面倒だったので……。
テスト結果
計測は各10発撃ってその最大値・最小値・平均値を出していきます。
まずは純正マガジンの数値から。
- 74.81m/s
- 74.4m/s
- 73.3m/s
- 72.92m/s
- 72.09m/s
- 72.78m/s
- 72.53m/s
- 72.46m/s
- 71.89m/s
- 72.28m/s
最大値が74.81m/s、最小値が71.89m/s、平均値が72.946m/sとなりました。
最大値と最小値の差は2.92m/sとなります。
続いて、ガスルートパッキン・エアロを組み込んだマガジンの数値がこちら。
- 74.69m/s
- 73.34m/s
- 72.97m/s
- 71.17m/s
- 74.27m/s
- 73.72m/s
- 73.49m/s
- 72.55m/s
- 73.18m/s
- 73.46m/s
最大値が74.69m/s、最小値が71.17m/s、平均値が73.284m/sとなりました。
最大値と最小値の差は3.52m/s……なのですが、最小値が低すぎるのは、私の撃ち方が悪かったせいで弾道が斜めっていたためだと思います……。
実際に弾速計の中で当たる音がしました……。
仮に私がやらかしたものを除くとすると上下幅が2.14m/sとなります。
まとめ
テスト結果から純正よりは気持ち初速・安定性が上がっているように見えますが、ほぼ誤差のレベルと見ていいかと思います。
これはほぼ新品のマガジンを使ったので、このような結果が出たのではないかと思います。
なかば無理矢理な個人的な見解ですが、使い込んだマガジンのガスルートパッキンがヘタってきた時の交換用に使うといいのではないでしょうか。
……なんとも不完全燃焼なので、機会を見て再度テストをできればと考えています。