CYMA製ピストルグレネードランチャーのレビュー
Airsoft InnovationsのMaster Mikeを購入したにも関わらず、実は40mmモスカート対応のランチャーを持っていなかったのでCYMA製のピストルグレネードランチャーを購入しました。
今まで使っていたのはD-Boys製のGP-25タイプ(AKのバレル下にアンダーマウントする専用モスカート仕様)だったので、完全に方向性が違います。
今回買ったCYMAのピストルグレネードランチャーは型番M052のものとなります。
このピストルグレネードランチャーに関しては、見た目云々は抜きにして使えればいいと割り切って購入しています。
目次
パッケージ
まずはいつも通りパッケージから見ていきます。
白箱に製品のイメージ写真が印刷されたシールとメーカーのロゴシールが貼られただけのシンプルなパッケージになっています。
パッケージの中身は思いの外しっかりと梱包されていて、緩衝材にしっかりと包まれていました。
入っていたものは次のとおり。
- ピストルグレネードランチャー本体
- グリップ
- グリップ固定用ネジ
- 六角レンチ
六角レンチはグリップ用ではなくレイルのネジ用です。
別途プラスネジが必要になるので、用意しておく必要があります。
本体
それでは、本体の細部を見ていきましょう。
まずはこのグレネードランチャーのキモである、フォールディング機構から。
使用時はハンマー部分でバレルを固定しておきます。
モスカートを入れ替える際はハンマーを起こします。
手に持った状態であれば、バレルが自重で前方に倒れ込んでモスカートを挿入できる状態になります。
この状態で手首のスナップを利かせて遠心力で射撃体勢に持っていくこともできました。
続いてセーフティを見ていきます。
こちらがセーフティがかかった状態。
こちらがセーフティ解除になります。
特に印等は無いので、完全に覚えておくしか無いですね。
場合によってはピンの固定ホールに自分で赤い墨入れをしてマーキングしてもいいかもしれません。
また、私の個体はセーフティレバーが硬かったり緩かったりといったことはありませんでした。
何かに引っかけて不意にセーフティが外れたり、逆にセーフティ解除ができないといったことは無さそうなちょうどいいテンションです。
続いてレイル部分を見ていきます。
まずはアッパーレイルから。
アッパー側は3本のネジで固定されています。
アッパーレイルを外した状態がこちら。
既にお気付きの方もいるかもしれませんが、アッパーレイルを外すと、ハンマーを引っかける部分が無くなってしまうので、フォールディングしてしまいます……。
このように、アッパーレイルの後端に穴が空いているんですよ……。
ネジで外すことは可能ではありますが、代用品を自作しない限りはアッパーレイルは必須となります。
当初はアッパーレイルを外して運用する予定だったのですが、これは誤算でした。
この手のアイテムはそもそも狙うものじゃないので、あまりアッパーレイルの意味は無いと思うんですよね……。
続いて、ロワ側のレイルを見ていきます。
こちらは前後2本のネジで固定されており、簡単に外すことができます。
外した状態がこちら。
もろにプラスチックの基部が出てきます。
これも破損防止の意味でレイルをつけておいたほうがいいかもしれませんね。
こちらに関しては、前方にショートフォアグリップなら付けられそうです。
根元に近付けてアクセサリをつけてしまうと、トリガーガードと干渉してしまうので、あまり有用ではないでしょう。
場合によっては、レイルの角度を90度オフセットさせて、ウェポンリンクをつけてホルスター代わりにしてしまうのもいいかもしれません。
続いてグリップに関して。
こちらはGBB規格のものであれば使えそうな形状をしています。
実際に固定部分にGHKのグリップをはめてみたところ、やや緩いもののつきそうだったので問題無いかと思います。
付属のグリップとネジに関しては、ガタ等はなくしっかりと構えられます。
最後に、バレル内を見てみます。
バレルの内側には段差が設けられていて、モスカートが抜け落ちないようになっています。
ただ、この段差がやや高いようで、使用するモスカートによっては入り方が甘い可能性があります。
実際、Master Mikeは引っかかりました。
だいたいこの位置でひっかかってしまいます。
後部から叩けば入ったのですが、モスカートの構造上、あまりやりたくありません……。
幸い、バレルはプラのようだったので、軽くやすりがけをしたら比較的すんなりと入るようになりました。
こればかりは値段が値段なので、多少加工が必要だと割り切ったほうがいいでしょう。
射撃性能に関しては、完全にモスカート本体に依存するので、ここでは触れないことにします。
まとめ
基本的にトリガーを引いてバルブピンを叩くだけという簡単な構造ということもあり、要求される仕事は確実にこなしてくれるように思います。
レイル部分の構造など正直あと一歩といった部分もあるのですが、実売価格が4000円台後半と、ピストルグレネードランチャーの中では格安の部類に入るので十分目を瞑ることができるかと思います。
あとは気になるのは重量でしょうか。
弾やガスを込めていないMaster Mikeを装着した状態で、重量が約1kgと携行しておくには若干重いところが欠点のように感じます。
対応するホルスターも恐らく無いと思われるので、前述のようにウェポンリンクなどで吊るしておくのがいいかもしれません。
今週か来週のうちに、GTP9の試射と合わせてシューティングレンジで使用感を確認できればと思います。