Carbon8 CZ P-09 CO2ブローバックの外観レビュー

色々とバタついて手をつけられていなかったのですが、やっと書ける状況になりつつあります……。

というわけで、今回は発売直後に購入しておきながら放置していた、Carbon8のCZ P-09 CO2ブローバックの外観を見ていきます。

 

 

目次

パッケージ

まずはパッケージから見ていきます。

パッケージ自体はかなりシンプルで、ともすればレトロな印象を受けます。

 

パッケージの蓋を開けたのがこちら。

発砲スチロールに入っているというシンプルなパッケージですね。

(正直、東京マルイが凝りすぎているだけな気もしますが。)

箱から全て取り出したのがこちら。

内容物は次のとおり。

  • CZ P-09 本体 x1
  • CZ P-09用マガジン x1
  • CO2カートリッジ交換用六角レンチ x1
  • 取り扱い説明書 x1
  • 保証書 x1
  • 小型炭酸ガス(CO2)ボンベの取り扱い注意事項 x1
  • 試射用BB弾 x1パック
  • AACCステッカー x1

 

本体関連のものは必要最小限ですが、取り扱い説明書や注意事項は充実していますね。

やはりCO2を使う以上は安全に関する部分を徹底する必要があるのでしょう。

 

ちなみに、取り扱い説明書の中にも注意書きが入っています。

 

外観

ここからは外観を見ていきます。

まずは左側面から。

CZ75と比較すると、全体的に直線的なデザインが目立ちます。

特にスライドの斜めにカットされた部分の影響で、シャープな印象が強くなっているのではないかと思います。

 

ここからは細部を見ていきます。

まずはフロント側。

フロント側には“DESIGNED CZECH REPUBLIC”の刻印が入っています。

ライセンス品なので仕方が無いのですが、実物は“MADE IN CZECH REPUBLIC”なので、差異が目立つ部分の一つですね。

 

続いて中央部分。

スライド側の“CZ P-09”の刻印の部分には、実物だと9 x 19の刻印が続いて入っているのですが、これは入っていません。

トリガーガード付け根の“READ MANUAL BEFORE USE”は、意外にも実物にも入っているので、しっかり再現されていることになります。

 

続いて、スライドストップレバーとセーフティレバー周り。

スライドストップレバー・セーフティレバーはCZ75と比較して、大型化しているので操作性が向上していますね。

見方によっては、操作性向上と引き換えに野暮ったくなっているとも言えるかもしれません。

 

なお、セーフティレバーはハンマーが起きている状態でのみ機能します。

セーフティをかけたのがこちら。

ちなみに、右側もライブで、左のレバーと連動して動きます。

 

続いてトリガーガードからグリップ周りにかけて。

トリガーガードはかなり大きめに作られていて、厚手のグローブをつけていても問題無く取り扱うことができます。

マガジンキャッチはグロックと似たような形状ですね。

残念ながら、マガジンキャッチを左右入れ替えられない構造になっていました。

グリップは最初からスティップリングが施されていて、滑りにくくなっています。

スティップリングの角はあまり立っていないので、素手でも痛くはありませんね。

バックストラップに関しては、Carbon8側から分解不可との通知が出ているので、変更することはできません。

 

ここからは右側面を見ていきます。

右側面はスライドストップレバーとイジェクションポートを除いて、左側面と同様と思って問題ありません。

 

違いの大きい部分を拡大したのがこちら。

イジェクションポート周りでは、エキストラクターがモールドとなっているので、少々リアリティに欠けます。

また、トリガーの上辺りには“MADE IN TAIWAN”の刻印が入っています。

気になると言えば気になりますが、このくらいなら目立ちませんし、その気になれば自分で削り落としてしまってもいいでしょう。

 

続いてサイト周りを見ていきます。

まずはリアサイトを上面から。

リアサイトはネジ留めしてあるだけというシンプルな構造をしています。

構造的にはNOVAKと似たような感じですかね。

なお、写真を撮り忘れていますが、フロントサイトもイモネジで留めてあるだけなので、ハイサイトに換装するのも非常に簡単かと思います。

 

続いてサイトピクチャー。

リアの2点のグレーがかった墨入れドットと、フロントの白い墨入れドットで狙いをつけることになります。

完全に明かりが無いと使い物になりませんが、多少の明かりがあればドットを視認できますね。

 

続いて、ファイアリングピンの構造も見ておきます。

残念ながら、ファイアリングピンの部分は六角ネジが留めてあります。

まぁ、ハンマーで隠れますし、気にしないほうがいいですかね。

 

本体の最後に、簡易分解をしてみます。

簡易分解をする際は、スライドを数mm後退させてスライドストップレバーを抜き取ります。

簡易分解時の後退量は、CZ75同様、スライドに線が入っているので一目で分かる仕様になっています。

 

簡易分解したのがこちら。

最近は分解しなくてもホップ調整できる機種が増えてきているので、ホップ調整のためにこの状態にしないといけないのは少々面倒ですね……。

 

余談ですが、このCZ P-09、樹脂製にも関わらず、かなりずっしりとした重みを感じたので重量を計ってみました。(1g未満は計測できていないので多少誤差があります)

合わせて比較対象として同社製CZ75も計っています。

 

CZ P-09 CZ75
総重量 786g 677g
マガジン無し 547g 411g
マガジン 238g 267g
スライド 232g 166g
フレーム 305g 236g

 

比較すると、100g以上P-09は重いことが分かりました。

また、マガジン無しだと重心がフロント側に寄っているので、数字以上に重く感じるようです。

 

 

マガジン

ここからはマガジンを見ていきます。

まずは左側面。

CO2カートリッジを使うマガジンの例に漏れず、大きく穴が開けられています。

これはカートリッジからガスが漏れた時に内圧を溜め込まないための構造でもあるのですが、バルブにゴミがつかないように気を付ける必要がありますね。

 

続いて右側。

こちらの面も左側とほとんど同じで、マガジンキャッチ用の溝が設けられているのみです。

 

続いて前面。

おおよそ下半分からBB弾の給弾ルートが広くなっているので、弾は入れやすいかと思います。

また、カートリッジ交換する際、バンパープレートを取り外しやすいようマガジンフォロワースプリングの下端に指をかける溝が入っています。

これは素直に嬉しい構造です。

 

次は背面。

背面は特に刻印などはありませんが、下のほうに突起が設けられています。

この突起が干渉することで他の機種にマガジンを流用できないようにしているようです。

 

放出バルブを拡大したのがこちら。

改造防止ピンが刺さっているので、バルブの増し締めは専用バルブレンチを使用する必要があります。

これも不正改造を回避するためなので、甘んじて受け入れておきましょう。

 

放出パッキンがこちら。

開口部は割と広めですね。

マガジンリップや放出パッキンは純正から交換パーツが出ているので、自分で交換もできるようです。

 

まとめ

今回はCarbon8製のCZ P-09を見てきました。

外観は現代的にアップデートされていながら、CZ75と同様にスライドの高さが抑えられています。

その結果、サポートハンドでしっかりとリコイルコントロールがしやすい設計になっているのが最大の特徴かと思います。

 

一方で、全体の重量がかなり増えてしまっているのは明確なデメリットと考えていいかと思います。

軽さは正義ということで、手の中に収めた時にずっしりとくるのは万人にお薦めできるかは難しいところです。

ただ、フロント側に重心があるので、多少雑に構えても反動を制御しやすいのかもしれません。

 

まだサバイバルゲームには投入できていないので正確なことは言えませんが、重量を除けば使い勝手は良さそうです。

 

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