ARES AMOEBA AS-03の外観レビュー
CO2ボルトだけ先に入手していたAS-03ですが、無事に本体も入手できたので、外観から詳細を見ていきたいと思います。
CO2ボルトに関してはこちらからご覧ください。
今回購入したのは、ブラック、デザートアース、アーバングレイ、オリーブドラブの4色あるうちの、オリーブドラブになります。
当初予約していたショップでは在庫を確保できなかったと伝えられたのですが、普通に在庫があるショップがありました……。
一ヶ月くらいはCO2ボルトを眺めているだけになるかと思っていたのですが、思いの外早かったです……。
ということで、延ばし延ばしになってしまっている、GTP9やMASTER MIKEの試射と合わせていければなとも思っています。
目次
パッケージ
それではいつも通り、パッケージから見ていきたいと思います。
照明を反射してしまって白くなっていますが、マズル側から、アーバングレイ、オリーブドラブ、デザートアース、ブラックのカラーサンプル画像にもなっています。
実際に箱の中に何色が入っているかは、側面のチェックボックスで判断することができます。
箱の底面には本体各部の説明と特徴が写真付きで説明されています。
下のほうに羅列されているのは、取扱い注意点についてですね。
続いてパッケージを開けたのがこちら。
段ボールの中に圧縮成形の紙製の台座に収められた形でAS-03が入っています。その他、外箱に持ち手等を開けた時に出たと思われる切れ端とかも入っていました。
この台座の大きさと外箱のサイズの微妙な差といい切れ端といい、如何にも海外製といった感じで妙な期待を持ってしまいます。
それでは、本体と同梱品を確認していきましょう。
入っていたものは次の通りです。
- AS-03 本体 x1
- AS-03用マガジン x1
- BBローダー x1
- クリーニングロッド x1
- 取扱いマニュアルカード x1
後から気付いたのですが、初速証明書が入っていないのは珍しいですね。
取扱いマニュアルカードは1枚だけ入っているだけです。
これによると、全長465mm、重量1500g、装弾数38発とのこと。
1500gと書かれてはいるのですが本体が小型な為、思ったより重く感じます。
なお、ほぼ同サイズの東京マルイ製M870 ブリーチャーは2200gとのことなので、若干軽いですね。
マニュアルカード裏面がこちら。
このQRコードを読み込むと、AS-03のマニュアルや分解図が掲載されたPDFへのリンクが表示されます。
個人的には大きい画面で見れるパソコンを使うことが多いので、QRコードと合わせて平文でもURLを書いてほしかったですね……。
本体
それでは、本体を見ていきましょう。
まずは右側面から。
右側面には当然のことながらコッキングハンドルとエジェクションポートがが設けられています。
その他、刻印で”Warning: Read owners manual before use!” (説明書を読んでから使用してください!)と“PATENT PENDING”(特許出願中)の文字が刻まれています。
個人的にはシールにするなどして目立たないようにしてほしかったですね。
左側面はこのように。
詳細は別途見ていきますが、コッキングインジケーターが設けられています。
その他は刻印などは無く、シンプルな作りになっています。
続いて上面。
写真だと少々見づらいですが、トップレイルの前から二つ目の溝にホップダイヤルのイモネジ穴が開けられています。
AS-03ならスコープを載せるようなケースは少ないのではないかと思うので、AS-01やAS-02よりも多少はマシになっているのではないかと思います。
当然、ホップの効き具合がこれで良くなるというわけではないのですが……。
次はマズル側から見ていきます。
マズルにはマズルキャップがつけられています。
マズルキャップを外したのがこちら。
AS-01やAS-02と同様、専用規格のネジが切られています。
もしサプレッサーをつけるなら、変換アダプタを噛ませるか、延長アダプタをつけて更に専用サプレッサーをつけることになります。
なお、マズル下についているスリングスイベルに関しては取り外しも可能なので好みで外してしまってもいいかもしれません。
次はマガジンリリースレバーを見ていきます。
マガジンリリースレバーはマガジン下の板状のレバーと、トリガーガードまで延長されたバーが一体化された形になっています。
これはAS-02と同じ構造ですね。
マガジンリリースを押し下げた状態だとだいたいこのくらいまで下げられるんですが、如何せんことにストックも無いのでかなり力を入れにくい構造になっています。
後述しますが、この構造の関係でマガジンはAS-02用のものを使ったほうがいいのではないかと思っています。
値段が値段なので仕方無いのですが、もう少し工夫してほしかったような気がします。
続いてトリガーも見ていきましょう。
このトリガーもAS02同様、トリガーセーフティがついており、トリガーの根元に棒が当たったりしても発射されないようになっています。
トリガーセーフティを抵抗を感じるまで引くとこのような感じ。
かなり遊びがあるのが分かるかと思います。
AS-02のトリガーフィーリングに関して話には聞いていましたが、なかなか残念な仕様ですね……。
なお、トリガーセーフティがあるからかコッキングハンドル手前のセーフティはオミットされています。これもAS-02と同じ仕様ですね。
続いてボルト周りとコッキングインジケーターを見ていきます。
コッキングハンドルをいっぱいまで引いたのがこちら。
引き幅は約54mm。
VSR-10よりもかなり短いので、サイズも相まって(ボルトアクションにしては)取り回しが楽ですね。
未コッキング時のコッキングインジケーターがこちら。
コッキングした状態がこちら。
発射可能かどうかは一目で分かりますね。
なお、ここはAS-02とは形状が異なるようです。何故重要なところは改善しないで妙なところを変えてくるんだ。
合わせて、コッキングした状態のノズル位置なども見ていきます。
ここはASシリーズで共通のようです。
後退位置も同じなので、シリンダー周りに関していえば互換性がありそうです。(というか、無かったらCO2ボルトが使えないんですが。)
本体の最後に、グリップを見ていきます。
グリップにはフィンガーチャネルがついています。
個人的にはハンドガンだとフィンガーチャネルはあまり好きではないのですが、このAS-03のグリップアングルだったらそこまで気になりませんでした。
また、グリップ底面に蓋がついており、この蓋を外すと本体各部とホップ調整用の六角レンチが計2本入っています。
ちょっと調整する為だけにいちいちツールボックスを開けなくていいのはありがたい配慮ですね。
マガジンについて
ここからはマガジンについて書いていきたいと思います。
今回のAS-03付属マガジンは既存のAS-01・AS-02と共通したマガジンを使えるようになっているのですが、このAS-03は更にマガジンの高さが短くなっています。
AAS-02に付属しているショートマガジンとAS-03のマガジンが同じだと思っていたので、まさか違うとは思いませんでした……。
具体的に比較するとこのくらい差があります。
全体としては3/4くらいの高さといったところでしょうか。
ARESもAS-02マガジンをショートと呼んでいるのですが、AS-03マガジンの呼び方は何になるんですかね……?
さて、ここからが本題です。
個人的にはAS-03にもAS-02マガジンを使用することを強く薦めます。
というのも、AS-03、ストックが無いことやマガジンリリース形状の関係で、付属マガジンではマガジンチェンジが物凄くやりにくいんですよ……。
何しろ、指をかける部分がほとんど無いので、力が入らないんですよ……。
というわけで、実際にどのような差があるか見てみましょう。
付属マガジンをつけたのがこちら。
AS-02用マガジンをつけたのがこちら。
お分かりいただけるでしょうか……?
これだけでマガジンチェンジのしやすさが大きく変わります。
気付かずに買ったのですが、装弾数もAS-02マガジンは45発なので、これは怪我の功名と言っていいのではないかなと思っています。
まとめ
色々と本文のほうでどうなってるのかと書いてはいるのですが、個人的には概ね予想通りの出来ではないかと思っています。
そもそも実売2万円前後ですし、あまり多くを求めても仕方無いのではないのではないでしょうか。
取り回しに関しては、東京マルイのM870 ブリーチャーに近い感覚なのですが、コッキングで毎回手を離さないといけないのはボルトアクションの宿命ですね。
ここに関しては、私の場合は当初からCO2ボルトを使ってショートストローク化する予定だったのであまり気にしていないポイントだったりします。
また、サブアームとして運用することも可能な大きさというのもメリットでしょう。
同じくAS-03を買った友人と話していたのですが、バイポッドをつけてコンパクトに構えられるのは面白いかもしれないとも感じています。
近いコンセプトにAction ArmyのT11Sがありますが、あちらは870mmほどの長さがあるとのことなので、差別化も十分できるかと思います。
ボルトアクションの奇銃が好きな方は手にとってみてはいかがでしょうか。