ARES M-Lok用スイベルバイポッドのレビュー

先日から記事にしているARES製のM-Lokパーツのレビューですが、今回はスイベルバイポッドのレビューとなります。

このバイポッドの特徴は何といっても、基部で連結されずに左右の脚部が分離していることでしょう。

他にもセパレート式のバイポッドもいくつか発売されていますが、その中の一つとして見ていただければと思います。

 

 

目次

外観

このバイポッドも他の例と同様にパッケージには入っておらず、そのまま送られてきました。

入っていたのはこの1組2本。

これは全く同じ仕様のものが2本になります。M-Lokで固定後に脚の向きを揃えるだけでバイポッドとして機能するという仕組みです。

 

それでは細部を見ていきます。

まずは固定部分。

M-Lokのスロットを2スロット占有する形になります。

精度は出ているようでガタツキは一切無し。しっかりと固定できます。

 

続いて、脚の伸縮部分を見ていきます。

このモデルはショートモデルなのですが、全部で6段階になります。

この最長状態での脚の長さは約207.5mmとなります。

 

固定ボタンはこのように割りピンとバネで固定する仕組みになっています。

なお、この最短状態での脚の長さは約151.5mm。

55mm程度伸びる計算になりますね。

また、写真下面についているダイヤルで脚の固定強度を変えることができます。

しっかりと締め込むと、ボタンを押してもロックを解除できなくなる点は注意が必要です。

ダイヤル自体には抜け防止のピンも入っているので、紛失する心配も無さそうです。

 

最後に脚の固定角度に関してとなります。

固定角度は45度刻みで全部で5段階になります。

自由度はそこまで高くありませんが、あまりゴテゴテしているよりもいいのかなと思います。

 

最後に重さに関して。

このバイポッドは片方で173gとなります。

両方合わせて346gなので特別軽いというわけではありませんが、ハンドガード下面が空くのでフォアグリップなどで対応できるかなと思います。

 

 

取り付けサンプル

それでは、実際に取り付けてみます。

今回取り付けてみたのはG&GのSR-30になります。

私の手元にあるハンドガードで取り付け可能なのはこれだけでした。

 

というのも、このバイポッド、斜め下のM-Lokスロットに取り付けることを前提に設計されているんですよ……。

メリットとしては左右のスロットが空くのでライトなどの取り付けがしやすくなることが挙げられます。

一方で、デメリットとしては使用できるハンドガードが限られてくることですね。

このSR-30やGeisseleのMk16など、斜め下方向にM-Lokが取り付けられるハンドガードが必須になります。

同じAMOEBAシリーズのAS-03も取り付けできないのはどうなんだろうか……。

※AS-01やAS-02の場合はCNCハンドガードを取り付ければ可能ですが。

 

まとめ

個人的には使用できるシーンがかなり限られてしまうものの、パーツを山盛りにしたい!という要望があるのであれば買うのも面白いのではないかというのが正直な感想です。

但し、万人にはお薦めし辛いです。私の場合は光学機器の撮影に使えるかなということで納得しています。

強度や機能面は必要な条件を十分満たしているので、適合するハンドガードを持っているのであれば試してみるのも悪くはないと思います。

 

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