Scalarworks LEAP/01のレビューとレプリカとの比較
友人が実物のScalarworks LEAP/01を購入したとのことで、写真を提供してくれました。
今回は6mm Tacticalが取扱っているLEAP/01のレプリカとの比較もしていきます。
詳細は後ほど見ていただきますが、実物とレプリカではかなり形状が異なりました。
目次
パッケージ
まずはいつもどおりパッケージから見ていきます。
はじめはパッケージの上面から。
メーカー名とロゴだけと、上面と側面は非常にシンプルなデザインとなっています。
続いて底面。
底面には内容物が分かるように、製品情報のシールが貼られています。
ちなみに、今回は最も廃マウントの1.93″のモデルになります。
続いて中身を見ていきます。
内容物は
- LEAP/01 本体 x1
- T10 ドライバービット x1
- 固定用ネジ x4
- マニュアル x1
となっています。
ちなみに入っていたドライバービットとネジがこちら。
ドライバービットということなので、恐らく対応する工具と組み合わせれば差し替えて使うこともできるかと思います。
実銃用ということで、ネジにはネジロックが塗布されています。
外観
ここからは実物を見ていきます。
まずは左側面。
左側面はClickDriveのネジが取り付けられています。
このClickDrive、リコイルで緩まないようにできているので、緩める時に抵抗もそれなりにあります。
個人的にはこの仕組みは好きなんですが、私の友人の一人はあまり好きでは無いとのことなので、好みが分かれる代物かと思います。
続いて右側面。
こちらは特筆することは無いかと思います。
次は上面。
上面中央には突起があるので、Aimpoint以外のメーカーやレプリカだと相性が出てくるかもしれません。
続いて底面。
底面には後方側のネジを通すための穴が空いています。
フロントはオフセットされているので穴は必要無いという考え方なのでしょう。
取り付けサンプル
ここからは取り付けて、どのような感じになるか見ていきます。
今回取り付けたのは、Ace 1 ArmsのレプリカT-2になります。
レプリカですが、取り付け位置は完璧ですね。
後方から見たのがこちら。
強度が必要なところは堅牢に、軽量化できる部分は徹底的に肉抜きしているので、とてもすっきりしたフォルムかと思います。
レプリカとの比較
ここからは、6mm Tacticalのレプリカとの比較をしていきます。
ここまで違うのを知ってしまうと、実物を購入したくなるのも分かります……。
今回は右側に実物、左側にレプリカを置いて見ていきます。
それでは、まずは右側面から。
上のほうから、
- 後端の切り欠きの形状
- 下側のふくらみの高さ
- マウント部分の厚み
が違うのがお分かりいただけるでしょうか。
また、ClickDriveのネジの品質も違っていて、レプリカは錆が浮いてしまっていることから、被膜の薄い粗悪な黒染め処理なのではないかと思います。
やはり値段なりの品質ということですかね……。
続いて右側面。
右側からの写真で見ると、フロント側上部の形状が異なるのが分かるかと思います。
他にも下端の丸い銀色が目立っているかと思います。
続いて後方。
やはり後ろから見ると、レプリカは貧弱そうに見えますね。
また、実物だとClickDriveの部分がしっかりと隠れているので、引っ掛けて緩んでしまわないように設計されていますね。
比較しているからこそ言えることなのですが、設計思想を理解しないでコピーしていることがわかってしまいます……。
次は上面を見ていきましょう。
フロント側の長さが全く違うことにお気づきいただけたでしょうか……。
ネジ穴の位置を基準に見ると、実物と比較してレプリカは2倍近く飛び出しています。
また、謎の穴が開けられていたり突起が無かったりと細かい違いが挙げられます。
最後に底面。
底面は刻印の品質が全く異なりますね……。
レプリカは全体的にピントがズレたような感じで、文字が膨らんでいるように見えますね。
他にも下部の刻印が白抜きになっているか、普通の文字なのかなど、実物とレプリカを見分けるポイントとして覚えておくといいかもしれません。
まとめ
今回はScalarworksのLEAP/01 1.93″を見てきました。
本体の剛性はやはりレプリカとは比較にならないと断言していいでしょう。
また、デザイン面でも、一度見てしまうとスマートで合理的なので人気が高いことに納得させられます。
ここからはレプリカと比較した感想です。
結論から書くと、価格差が大きいものの、品質を考えると圧倒的に実物をお勧めしたいというのが正直な感想です。
デザイン面では、実物の合理的な部分を理解せずにコピーしているので使い勝手にも影響を与えてくるかと思います。
また、今回は写真がありませんが、レプリカはピカティニーレイルに載せると斜めに傾いてしまうため、ドットサイトのゼロインに与える影響は非常に大きくなってしまいます。
正確に狙いたいのであれば、レプリカは候補から外すべきと断言したいところです。
アメリカでの実売価格で入手できるのであれば、レプリカの存在価値は無いでしょう。
本当にこのLEAP/01は実物をお勧めしたいです。