Vector Optics製ライザーマウントSCRA-67を買ってみました
最近色々と買い漁っているDocterタイプミニリフレックスサイト用ライザーマウントですが、先日発売されたVector Optics製のライザーマウントSCRA-67を購入してみました。
Vector Opticsは同社製Frenzy、購入した41PXではFrenzyの他にSpiritなどにとのことなので、早速試してみます。
目次
パッケージ
というわけで、まずはパッケージ。
今回購入した41PXでは小分けの袋に入れて販売されていました。
Vector Opticsから直接買った場合、マウント類はビニール袋に入れられただけの状態で送られてきたので、これも元々はそのような形で送られてきたのかなと。
本体
今回はショップで袋に入れただけだったので詳細は見ないでそのまま本体を見ていきます。
右側が前方、左が後方になります。
前のめり気味のデザインになっているのが、このライザーマウントの特徴でしょうか。
高さに関しては公称値1インチなのですが、直販では1.1インチ。レイル上面からマウント上面までの高さは実測で2.65mm (≒1.043インチ)。一体何を信じればいいんだ……。
なお、手元にあるもので試したのですが、ミニリフレックスサイトで隠れてしまう為、AR系のアイアンサイトと併用することは難しいかと思います。
重さに関しては42gとSightmarkのMini Shot M-Spec LQD AR Riser Mountよりも軽量です。
この軽さでミニリフレックスサイトならほとんど誤差レベルなので、重さが本当に気にならなくなりますね。
参考までに、このマウントとVector OpticsのSpiritの組み合わせで75g。
手元にあったサンシェードとキルフラッシュをつけたSightronのSD-30とVortex製SPORT CANTILEVER 30 MM RING ABSOLUTE CO-WITNESSの組み合わせが266g。
重量差にして191g、重量比にすると28%とかなりの軽量化になります。
本体の被弾耐性などの差はありますが、対策をしても十分軽いので取り回しのしやすさは変わらないかと思います。
マウント例
続いて、実際にドットサイトをマウントしてみます。
1つ目は前述したSpirit。
よく見ると前方がやや飛び出すように見えますが、0.5mm程度ドットサイトの基部が飛び出すギャップ、後方に関しても、0.5mmほどドットサイト基部が飛び出す程度のギャップです。
後方に関しては、Frenzyのデザインに合わせて角を落としたようなデザインになっているので、ギャップが大きく見えてしまうのは仕方がないかと思います。
後ろから見た時にはこのように。
横幅に関してはほぼギャップはありませんね。
続いて、Sphinx。
こちらはピストル用ということもあって若干小さく作られているので、ギャップが大きくなってしまっています。
写真のとおり、フロント側に大きく段差ができてしまっていますね……。
だいたい2mmちょっとといったところでしょうか。
後ろ側からの外観に関しては、横幅が規格化されているので、ほぼギャップはありませんね。
まとめ
デザインに関しては若干癖があるので、好みも分かれると思うのですが、Fortis Shiftタイプのフォアグリップと合わせるのであれば、ラインが比較的近いので違和感は少ないかと思います。
もっとも評価が分かれるのはマウントの高さでしょうか。
前述のように、ライザー本体の高さが2.65mmあることとミニリフレックスサイトの形状から、どうしてもアイアンサイトをバックアップとして使うことができません。
一方で、パララックスは大きくなりますが、高さがある分、フェイスガードをつけていてもドットを覗きやすいというメリットがあります。
この点をどのように見るかで大きく判断が分かれるマウントではないかと思います。
個人的にはアイアンサイトと併用をしない前提で使うので、大きな問題にはならないと考えています。
また、Docterタイプのライザーマウントとしては比較的手を出しやすい価格(購入時の価格で2480円)ということもあり、AR系などにミニリフレックスサイトを載せるのであれば十分選択肢に入るのではないでしょうか。
あとは今後のバリエーションとしてもう少し高さの異なるバリエーションが出てくれればといったところでしょうか。
このあたりはかなり好みが分かれると思いますので……。