MAGPUL MBUSリアサイトの実物・レプリカ比較レビュー
先日、友人がMAGPULのMBUSリアサイト実物を購入したとのことで、色々と素材を提供してくれました。
今回は提供してもらった写真と動画を紹介していきたいと思います。
ちなみに、MAGPULのMOEトリガーガードの写真も合わせて提供してくれたのですが、こちらは別記事で紹介します。
目次
パッケージ
それでは、パッケージから見ていきます。
まずは正面から。
MAGPUL製の実物としては私もスリングなどを使っていますが、相変わらずシンプルなパッケージですね。
なお、MBUSリアサイトのカラーはグレーとなっています。
背面はこのような感じ。
MOEとは何かというのと、注意書きが記載されています。
ちなみに、折り込まれた台紙の内側には取り付けの説明が記載されています。
簡素な作りだなと思ったんですが、よくよく考えてみると実物としては特別高価というわけでもないんですよね。
日本に入れるまでの過程で、ある程度の値付けをしないと十分な利益が出ないので、どうしてもレプリカと比較して高価になってしまうんですよね。
外観
さて、ここからは外観を見ていきましょう。
今回は1500円程度で売っているレプリカを比較用として並べて撮影してくれました。
まずは正面から。向かって右が実物(グレー)、左側がレプリカ(ブラック)になります。
まずは何と言っても、メーカーロゴの刻印の有無が目に入りますね。また、フリップアップ軸の前方にあるセレーションの幅も違います。
よく見てみると、表面処理の仕上がりが完全に別物と言っていいレベルで違います……。
遠目で見たら違いには気付きませんが、実物は仕上がりの違いをまざまざと見せつけられてしまいます。
続いて左右の刻印を見てみます。
左右ともに、MBUS刻印の違いが分かりやすい違いでしょうか。
この角度で見ると、角の仕上がりが違うことも分かりやすいですね。
続いて右側。
分かりやすい違いはレイルに固定する為のネジ部分でしょう。
実物は六角とマイナスの両対応形状になっています。
一方、レプリカはマイナスのみということで、完全に別物ですね。
なお、六角穴はアメリカらしく“インチ”規格です。やはりヤード・ポンド法は滅ぼさねばならない。
続いて左側。
左側にはウィンデージ調整部分の受けネジがついていますが、これも右側のネジと同様ですね。
あと、黄色いネジの緩み留めを初めてみました……。
続いて底面。
底面からは微妙なピープサイトのデザインの違いと、ゲート跡の違いが見て取れるといったところでしょうか。
なんというか、レプリカはバリが酷いというのも特徴かもしれませんね……。
続いてピープサイト周りを拡大してみたのがこちら。
やはり実物はサイトのラインがシャープですね。
レプリカのほうは成型が甘いというか雑な印象を受けます。
ちなみに実物のピープホールのサイズを切り替えたのがこちら。
友人曰く、ピープの切り替えに必要な力が格段に違うとのことで、実物はそれなりに力を入れないと切り替えができないそうな。
これはリコイルの衝撃で小さいほうのピープサイトがガタついてしまうのを防ぐためではないかと思います。
友人が合わせてフリップアップさせた時にどのように動くのか比較した動画も送ってくれたので、紹介しておこうかと思います。
この動画を見ると一目瞭然なのですが、レプリカはフリップアップした際にピープサイトも動いてしまっています。
ここまでガタガタだとGBBで使うのもちょっとためらってしまうレベルですね……。
肝心の実物に関してはそのような心配とは無縁です。
成型も綺麗なので、BUSとして十二分に活躍してくれるのではないかと思います。
最後に、マウントした状態での比較写真を見ておきましょう。
まずは右側面。
続いて左側面。
最後にフリップアップさせた状態。
やはりマウントした状態でも前述のとおり、遠目からみる分にはあまり気にならないかと思います。
ですが、やはり重要なのは実際に使えるかどうか、ですね……。
まとめ
正直に述べてしまうと、以前の私の見解は見た目以外はエアソフトで使うなら“実物”と“レプリカ”で大した違いは無いというものでした。
なのですが、この比較したものを実際に見せられると、ディテールの違いはもちろんのこと、ピープサイトの精度などGBBや次世代などのリコイルショックが搭載されたモデルで使う場合には実物を載せる意味は十分にあると変化してしまいました。
ドットサイトやスコープをメインに使うのであればドレスアップ目的で使うなら安価なレプリカでもいいかとは思うのですが、実用品として見た場合には実物のほうがいいのではないかという思いが強いです。
やはり各部の組み立て精度やスプリングの強さなどの影響は使いやすさ・狙いやすさに直結すると思うんですよ……。
今回の比較を受けて、以前記事にしたDMTのバックアップサイトに関しても検証を行う必要が出てきてしまったのも割とショックだったりします。
個人的な見解ではありますが、MAGPUL MBUSを始めとした実物パーツ類は所有した時の満足感以上のものが得られるのかもしれません。