FAB DEFENSEのAR用グリップGRADUSのレビュー
先日、FAB DEFENSEのVANGUARD ARを取り付けたら、どうせならFABコンプリートARを作ってもいいのではないかと思い始めてしまったので同社GRADUSを買ってしまいました。
以前、同社製のAG-43も入手しているので、FAB DEFENSE製のグリップは2つ目になりますね。
今回は他にもVTS-MやGRADUS-Mも購入しているので、こちらも後日レビューを予定しています。
それでは、GRADUSのレビューしていきます。
目次
パッケージ
今回もまずはパッケージを見ていきます。
VANGUARD ARと同様、ブリスターパックに青ベースの台紙を入れたパッケージになっています。
やはりDaniel Defenseなどの影響を受けているのではないかと思わされますね……。
AG-43同様、ブリスターパックということもあり、気兼ねなく処分できるのはありがたいです。
パッケージ裏側はこのような感じ。
裏側には使用するメリットと対応機種、それから重量が記載されています。
メリットの記載によると、精密射撃にもCQBにも対応しており、グリップの角度を15度にすることで腕と手首の疲労を軽減といった最近の流行をしっかりと押さえた構成を取り入れています。
重さは意外なことに104gもあるのですが、重心がグリップ側にくることになるので取り付けてしまえば気になりません。
台紙の内側はFAB DEFENSEの製品で固めた構成のサンプルが掲載されています。
FAB DEFENSEでコンプリートを検討するなら見てみると面白いかもしれません。
外観
ここからは外観を見ていきます。
まずは左側面。
このグリップの外観上の一番の特徴はバックストラップ部分の形状ですね。
やたらと膨らんでいるので異様な印象を受けますが、実際に握ってみると手に馴染みます。
続いて右側面。
バックストラップよりはゆるやかなものの、フロント側も膨らんでいます。
中指のあたりが一番太くなっており、小指のあたりはだいぶ細くなってくるイメージですね。
私は手が大きいのでかなり握りやすいと感じるのですが、手が小さい方の場合は意見が変わるかもしれません。
フロント側はこのようになっています。
全体がゴムコーティングされているので滑りにくいのですが、更に滑り止めのパターンが入っているのでグリップ感は良好です。
バックストラップ側はこのような感じ。
ビーバーテイル部分は滑り止めのパターンは無く、人差し指から下が当たる部分に滑り止めがつくスタイルですね。
一番下にはFAB DEFENSEのロゴが刻印されています。
取り付け部分の写真はこちら。
この角度から見ると芯材の樹脂以外は分厚いゴムで構成されていることが分かりますね。
グリップした時にクッション性があって馴染むのはゴムの層が厚いからだと思います。
底面から見たのがこちら。
ボトム部分もせり出すようにゴムで覆われており、芯材の樹脂は意外と奥まったところにあります。
この構造ならグリップ底面に強い力がかかってもゴムが衝撃を吸収してくれるのではないかと思います。
取り付けサンプル
ここからは実際に取り付けたものをお見せします。
まずは左側面。
続いて右側面。
実際につけているところを見ると、湾曲したグリップの奇怪さが目立ちますね……。
ですが、見た目とは裏腹に構えやすさは良好なので、満足感は高いです。
まとめ
これまでのFAB DEFENSEらしい奇抜なデザインのGRADUSですが、実際に握ってみると見た目に反して握りやすいという感想が第一に出てきます。
トリガーフィンガー周りには、人差し指のガイドになるリブもついているので位置がズレるといったことも無さそうです。
中指から薬指が当たる部分は太めになっているため、手が大きい方でも握り込みやすく、安定した構え方になるかと思います。
今回組み込んだ上での注意点としては、グリップの取り付けネジくらいです。
東京マルイのMWS系では、標準のグリップ固定ネジの長さが足りないため、別途用意する必要があります。
今回私が使ったのは、M5 x 30mmのネジですが、もう少し短くても問題は無いはずです。
そこまで値段が高いわけではないので、私のように変わったデザインのものが好きという方はお試しで手に取ってみても面白いかと思います。