ACETECH製弾速計AC6000のソフトウェアレビュー

先日記事にしたAcetech製弾速計AC6000のソフトウェア面のレビューになります。

外観のレビューはこちらから。

ACETECH製弾速計AC6000の外観レビュー

 

今回は操作性や性能比較を中心に記事にしていきます。

雑感としては、初代のX3200と比較して圧倒的に使いやすくなっています。

センサーの感度に関しても遜色無く、むしろ開口部が広くなって内部でぶつかることが減るので、エラー率が各段に下がります。

(私の撃ち方が悪いと言われればそれまでなのですが……。)

 

個人的には買い替えて正解だったと感じているので、これから買う方にもおすすめできるものだと思います。

 

 

操作方法

オレンジ色の電源ボタンを押して起動するとACETECHのロゴが浮かび上がった後、SCR1やSCR2の画面が表示されます。

起動するとACETECH AC6000のロゴが浮かびあがります。

当然のことながらもう一度電源ボタンを押すと電源オフ。

電源オフ時は電源のマークが表示された後、すーっと消えていきます。

 

AC6000の表示モードは次の3種類。

  • SCR1(スクリーン1)
  • SCR2(スクリーン2)
  • MENU(設定)

SCR1

SCR1は単発表示モードになります。

単発表示モード。背景色・文字色のおかげでとても見やすいです。

この画面で操作ボタンの左を押すと、この写真のようにAmmoの部分が白くなります。

Ammoの部分が白くなった状態で操作ボタンの上下を押すと、後述するMENUで設定したBB弾の重量設定に切り替えることができます。

これ、X3200ではいちいちメニュー画面に行って弾種を選択してから戻るというのを繰り返していたんですが、かなり楽です。

 

SCR2

SCR2は累計表示モードになります。

画面に同時に表示できるのは8発まで。最大25発分の履歴を見ることができます。

この画面で操作ボタンの上下を押すことで最大25発分の履歴を遡って確認することができます。

連番・発射レート・初速の情報の他に、発射レート及び初速の最大値・最小値・平均値を自動計算してくれます。

なお、一度過去履歴を見てから操作ボタンの上を長押しすると履歴が全て消えてしまうので、そこは注意する必要があるかと思います。

(私は写真を撮る時に一度履歴をクリアしてしまったので撃ち直しました……。)

 

MENU

MENUは名前のとおり、設定画面です。設定は次の6項目が表示されます。

  • AMMO
  • UNIT
  • APO (Auto Power Off)
  • BRIGHTNESS
  • RESET

MENUの初期表示はこのようになっています

 

AMMOは計測時の計算に使用するBB弾の設定を保存する項目です。

Ammoの初期設定。私の場合は0.200、0.250、0.230、0.280、0.300に設定を変更しました

最大5件まで保存することができるのですが、3件目以降は日本では使われていない弾種がプリセットされているので、好みの設定に変更しておくといいでしょう。

変更方法は、上下ボタンで変更したいカラムを選択し、右ボタンを押すと編集モードになります。

弾の重量や直径の桁を左右ボタンで移動、上下ボタンで数値を変更、終了時は左ボタンを押して編集を終了することができます。

 

UNITは表示単位の設定を保存する項目です。

設定項目は次の4項目。

  • ROF(Rate of Fire)
  • SPEED
  • WEIGHT
  • ENERGY

UNITの初期設定。基本的にはいじるところは無いと思います

ROFは“RPS”(Rate Per Second / 毎秒単位の発射数)、“RPM”(Rate Per Minutes / 毎分単位の発射数)の2種類から選択できます。

日本国内ではRPSがよく使われるので、こちらを選択しておくといいでしょう。

 

SPEEDは“m/s” (メートル毎秒)と“ft/s”(フィート毎秒)が選択できます。

海外のものと比較することはほとんど無いと思うので、これも国内で一般的な“m/s”を選択しておけば間違いは無いかと思います。

 

WEIGHTは“gram”と“grain”から選択できます。

グラムは普段から使っているのでいいとして、グレーンは1/7000ポンドですよ……。

まず日本だと使わない上に、海外のレビューやフォーラムでもほとんど見た記憶が無いです……。

なので、これも“gram”を選んでおけば間違い無いでしょう。

 

最後にENERGY。これは“Joule”(ジュール)と“ft-lb”(フィート重量ポンド)。

これも使ってるの見たこと無いんですよね……。(もしかしたら意識していないからかもしれませんが。)

換算するのも面倒ですし、Jouleにしておけばいいですね。

 

APOはAuto Power Off、一定時間後に自動シャットダウンを行う設定です。

APOの初期設定。ここは使う環境によって変更することは多そうです

“APO”は最短5分、最長60分から1分単位で設定できます。

“USB”はUSB給電時にAPOを有効にするか無効にするか切り替える設定です。

 

BRIGHTNESSは画面の明るさを変更する項目です。

BRIGHTNESSの初期設定。ここも個人の好みが出る設定かと思います

“ADJUST”は初期値6で、0から10までの11段階から選択できます。

“DEFAULT”を選択すると初期値の6に戻ります。

 

RESETはAC6000の初期化を行う項目です。

RESET画面。この画面はほとんど触ることは無いと思います

“RESET AC6000”は項目名通り、AC6000を工場出荷状態に戻す設定。

実際にリセットをすると、一瞬だけ“Reset Default Value”と表示され、SCR1に戻ります。

一瞬だけReset Default Valueと表示されます

“CALIBRATION”は赤外線センサーの校正を行うモードです。

センサーの経年劣化等で精度が落ちてきた時に自動調整をするものだと思うのですが、これは実際に経年劣化をしてから試すまでは何とも言えませんね。

ちなみに、実際に実行するとこのような表示が出ます。

キャリブレーションを実行するとプログレスバーが表示されます

 

キャリブレーションが終了すると“COMPLETE”と表示されます

 

ちなみに、一番下にある“V14”の表示は項目選択できませんでした。

推測ですが、ファームウェアのバージョンを表す数字だと思います。(これ、アップデートとかできるんだろうか。)

 

 

計測精度

最後は、AC6000の計測精度を見ていきます。

比較対象としては他の項目と同様、XCORTECHのX3200(初代)を使用していきます。

計測環境は次のとおり。

計測に使用したのはCarbon8 CZ75。BB弾は0.20gのものを使用しています。

パワーソースはガス漏れが無いかチェックして1マガジンだけ撃ったCO2タンクをそのまま使用しています。

 

AC6000 X3200
1 81.3m/s 83.81m/s
2 84.6m/s 82.84m/s
3 85.9m/s 80.93m/s
4 80.7m/s 82.21m/s
5 80.3m/s 84.83m/s
6 81.3m/s 84.18m/s
7 83.8m/s 78.54m/s
8 83.3m/s 84.58m/s
9 84.6m/s 83.93m/s
10 84m/s 78.51m/s
最大 85.9m/s 84.83m/s
最小 80.3m/s 78.51m/s
平均 82.98m/s 82.436m/s

 

CO2の残量やマガジンによっても多少のブレはあると思うのですが、結果としてはほぼ同等のと見ていいかと思います。

注意点としてはAC6000は小数点以下第一位まで、X3200は小数点以下第二位まで表示できることでしょうか。

ただ、実際に弾速チェックをする場合には、小数点以下第二位まで気にすることはそこまで無いと思います。

環境によって測定結果が異なることもありますし、余裕を持った調整を行いますからね。

 

その他、測定している最中、AC6000は一度も計測エラーが発生しなかったのですが、X3200は3回から4回ほどエラーが発生しました……。

X3200は購入から4年近く経っていることもあるとは思うのですが、あまり無視できる回数ではないので参考程度にしてもらえればいいかと思います。

 

まとめ

個人的には機能面も充実していることに加えて、計測精度もX3200と遜色無いと考えているのでAC6000には満足しています。

操作系もX3200に比べて使いやすいのもポイントでしょう。

MicroUSBから電源を供給できるのも使い勝手の良さを向上させています。

気になるポイントは2点。

一つ目は、小数点以下一位までの表示となることです。

ここは前述のとおり、私は余裕を持ったセッティングにするので気にしないのですが、X3200にはできたことがAC6000にはできないというのはマイナスポイントになり得るかと思います。

二つ目は、電池を入れておかないと設定が初期化される可能性があることです。

パソコンのマザーボードならコイン電池を入れて設定が初期化されないようにしているのですが、AC6000はそこまでの保守機能は無いようです。

USB給電でのみ運用を考えている方も電池を入れておいたほうが設定が保持されるので、困惑することが無いと思います。

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