ARES AMOEBA AS-03の内部レビュー

またしばらく日にちが空いてしまいましたが、AMOEBA AS-03を分解してみたので、内部を見ていきたいと思います。

外観に関しては、こちらをご覧ください。

ARES AMOEBA AS-03の外観レビュー

 

分解して最初に感じたこととしては、ボルトアクションだけに慣れてしまえば10分程度で分解・再組立ができる構造の簡単さでしょうか。

ただ、色々と雑な部分があるというのも事実なので、そこは割り切って使うかカスタマイズの楽しみがあると見るのがいいかと思います。

 

というわけで、詳細を見ていきましょう。

 

ハンドガード・トリガーガード・フレーム

今回は最初にハンドガードから外していきます。

ハンドガードは前方と後方の2ヶ所でネジ留めされているので、これを外していきます。

 

前方のネジはアウターバレルに、後方のネジはフレームを挟んで機関部にネジ留めされています。

 

あとはフレームに引っかけてあるだけなので、簡単に取り外しができます。

 

続いてトリガーガードを外していきます。

 

トリガーガード後方をネジ留めしているので、これも外していきます。

このトリガーガードを留めているネジ、微妙にアウターバレルを留めているネジと長さが違うので、混ぜないように気を付けたほうがいいかと思います。

 

ネジを外せばトリガーガードもマグウェルに引っかけてあるだけなので、マグウェル側を軸にすると外しやすいです。

 

上の写真から、このような感じになるようにトリガーガードを引き下げるとやりやすいです。

 

この時注意したいのが、マガジンキャッチを損傷させないことでしょうか。

マガジンキャッチがマグウェル内に突き出しているので、フレームと水平なまま外そうとするとトリガーガードやマガジンキャッチにダメージが入ったり、トリガーガードにクラックが入ったりするかもしれません。

 

取り外したものがこちら。

今回は分解していませんが、マガジンリリースレバーのスプリングが固いので交換してもいいかもしれません。

割ピンが入っているだけなので、たぶんピンポンチさえあれば分解はできるかと思います。

 

ここまでやってしまえば、フレームとレシーバーを固定するものは無くなるので、そのままレシーバーを引き抜くことができます。

余談なのですが、今回はフレームと書いていますが、通常のボルトアクションライフルだとストックと呼ばれているパーツです。

ストックレスの場合は何と呼べばいいんですかね、これ……。

 

レシーバー

それでは引き抜いたレシーバーを見ていきます。

アウターバレルの長さが違うだけで基本的な構造は他のASシリーズとほとんど変わりませんね。

 

今回はアウターバレルから外していきます。

アウターバレルは単純にレシーバーにネジ留めされているだけなので、回していくだけで外すことができます。

構造としては、アウターバレルの根元でチャンバー、マズル側でインナーバレルを固定する作りになっています。

ただ、チャンバー側は余裕がある作りになっているので、他のASシリーズ同様、どうしてもチャンバーが動いてしまう問題を抱えています。

純正のチャンバーのまま使うのなら、アウターバレルの内側にアルミテープを貼るなどガタを取る必要がありそうです。

 

マズル側に関しては、次の写真のように留められているのですが、こちらも若干遊びがあるように感じます……。

ここもアルミテープか何かでガタをとってもいいかもしれませんね……。

 

次はトリガーグループを見ていきましょう。

トリガーボックスを開ける為に今回はセーフティ部分のダミーカバーを外したのですが、もしかしたら外さなくても開けられるかもしれません。

 

ダミーカバー下にはネジなどは隠されていませんでした。

 

トリガーボックスを開けたのがこちら。

基本構造はAS02と同じようなのですが、シアーの形状が違いますね。

このシアーに山が入ったことで、シアーが落ちやすくなっていると思うのですが、AS02と撃ち比べていないので言及はしにくい部分です。

ただ、少なくともトリガーフィーリングに問題があったとARESが認識していることは分かります。

余談ですが、マニュアルではAS02同様、シアーに山が無い図になっているので、交換パーツを発注した時にどちらが届くか怪しいです。

 

また、トリガーストロークなどを調整するイモネジもついていますが、例の如くトリガーがトリガーなので、どこまで調整するかは悩ましいですね……。

 

トリガーグループの確認が終わったのでそのままボックスを閉めて、ボルトを見ていきます。

ボルトの脱落防止機構は2つ。

コッキングインジケーターと、その下に隠してある脱落防止ピンになります。

 

まずは脱落防止ピンを外します。

これはカバーを外すだけで取り外せます。

今回はCO2ボルトを使用する予定ということで、このピンは邪魔でしかないので取り払います

CO2ボルトだとカートリッジ交換時にボルトを引き抜かないといけないので、面倒なんですよ……。

 

続いて、コッキングインジケーターのネジを外して、右側面からピンポンチで叩いて抜きます。

 

ここまでやればボルトを引き抜くことができます。

引き抜いたボルトがこちら。

ボルトの分解はしていないのですが、加速ポートが開けられているので、初速の関係でAS-01やAS-02のボルトは使えないかもしれませんね。

もし持っていたとしても使わないのがいいような気がします。

材質は謳い文句をそのまま信じるのであれば、ステンレス製だと思われます。

 

ボルトを引き抜くと、スペーサーも引き抜けます。

これも加速ポート用の加工がされているような気がするので、他のASシリーズとは互換性が無いかもしれません。

明らかに加速ポートの箇所に穴が開けられているんですよ……。

マニュアルにも型番が載っていないので、割ったりしないように注意したほうがいいかもしれません……。

 

 

チャンバー

機関部は見終わったので、次はチャンバーを外していきます。

チャンバーを固定しているのは、給弾ルートとホップ調整ネジです。

給弾ルートはマグウェル内部からマイナスドライバーを使って外すのですが、少なくとも8mm以上の幅があるドライバーが必要です。

エアソフトガンを分解するのにはあまり使わない規格なので、事前に用意しておきたいところです。

 

それからホップ調整ネジに関しては0ホップから少し緩める程度でいいかと思います。

完全に抜いてしまうと失くしてしまいかねないサイズなので、注意したほうがいいでしょう。

 

引き抜いたチャンバーがこちら。まずは上面から。

 

続いて下面がこちら。

 

ついでに分解したのがこちら。

 

……以前から聞いてはいたのですが、タップネジはやめてくれ。

モナカ構造なので均一に力をかける必要があるのに、これだとトルクの加減が掴めないんですよね……。

純正チャンバーをそのまま使いたい場合は、内寸に合わせたネジとナットを用意して固定してもいいかもしれません。

 

ストックレス構造なので精度を求めないのであればいいかもしれませんが、個人的には別途互換チャンバーを用意してもいいかな……。

 

続いてインナーバレルとホップパッキンを見ていきます。

インナーバレル長は150mm、内径は実測で6.03mm。

ただ、全体的に作りが粗いように感じるので、個人的には交換したいところです。

 

ホップ窓の形状は恐らくVSR-10互換の形状になっています。

VSR-10互換なのはいいんですが、まず150mm長のものはないと思うので、チャンバーの加工が多少必要かもしれませんがGBB用のものを流用するのが現実的ですかね……。

 

ホップパッキンは東京マルイのVSR-10互換ですね。

色々と実験をしたのですが、チャンバーを組んだだけ状態では全く山が出ないので、ノズルで押すと確実に弾ポロします。

ホップをかければ弾ポロしなくなるとはいえ、保持力も怪しいので交換最優先候補ですね……。

 

まとめ

分解をしてここまで色々と見てきましたが、多少改善されている部分があるとはいえ、これまでのASシリーズ同様、かなり手を加えないといけないかなと言うのが正直な感想です。

部分的には改善されているポイントもある為、そこまでARES / AMOEBAにやる気が無いということではないのではないかと。

どちらかというと、安く本体を売ってアフターパーツでアップグレードさせる方向に進ませようとしているのではないかというのが個人的な見解です。

……実際、私も必要最低限とはいえ、アフターパーツでカスタマイズする方向に進んでいますしね。

 

なんというか、コンセプトとしては面白いだけに、多少高くてもいいからチャンバーとアウターバレルだけはまともな状態にしてほしかったとしか言い様がありません……。

チャンバーに関してはAction Armyから発売されているAS01用のメタルチャンバーを使えるようなので、私もこちらに交換予定です。

 

おすすめ

4件のフィードバック

  1. pontara より:

    分解に際して読ませていただきました!
    細かく明記されているおかげでとても参考になりました!
    ちなみに、私のAS03は突然コッキングが出来なくなったり、トリガーが引けなくなったりと不調が相次いでいる状態なのですが、主様のAS03はいかがでしょうか?

    • ライセ より:

      pontaraさん、コメントありがとうございます。
      参考になったようで本当に良かったです!

      私のAS03では特に問題は出ていないので明言はできないのですが、コッキングとトリガーの両方に不調が出ているとしたらトリガーとシアーの噛み合わせが怪しそうですね……。
      現物を見ていないので絶対にこれだと言えず申し訳ありませんが、解決の一助になれば幸いです。

  2. ホシノ より:

    コメント失礼します。
    私もas03のカスタムに挑戦したいと思っているのですが、大体のカスタムパーツは01、02と互換性があると思っていいのでしょうか?
    某パーツ販売サイトで質問したところ、「確認できていない。」との回答でした…(;´д`)

    • ライセ より:

      ホシノさん、コメントありがとうございます。
      AS03とAS01・AS02の互換は、本当にパーツ次第というのが正直なところですね……。
      私が交換したシリンダーやチャンバー、友人が交換したコッキングハンドルに関しては互換性の確認が取れています。(シリンダーのエンドキャップに関しても互換性はありますが、形状が異なります)
      サプレッサーやハイダー、マズルデバイス用アダプター類はアウターバレルのネジ切りが共通規格なので使用できます。
      一方で、ハンドガードは互換性が無いと思ってください。
      アウターバレル下部のネジ位置がAS01・AS02と異なっているようで、ハンドガードのポン付はできません。(友人は大工事を行なってつけていましたが、げんなりしていました)
      本当にパーツ次第で互換性の有無が変わってしまうので、しっかりと検討することをお薦めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA