DIRECT ACTION ハードグローブのレビュー

これから暑くなってくる季節に合わせて、薄手のグローブを新調しました。

今までは夏用にMechanixのVentを使っていたのですが、今回選んだのはDIRECT ACTIONのハードグローブ。

使い込んでいるVentに比べてフィット感が良く、使い勝手が良さそうです。

 

今回は縫製も含めて、DIRECT ACTION ハードグローブの細部を見ていきたいと思います。

 

 

目次

パッケージ

このハードグローブは吊るし売りされているので、パッケージと言っていいのか分からないのですが、店頭で探す時の目安ということで。

台紙とグローブが黒いタグピン2本で留められた形で売られています。

 

当然のことながら、グローブは一対で売られています。

 

台紙の裏にはポーランド語と英語で説明が書かれています。

DIRECT ACTIONはアメリカの会社だと思っていたんですが、HELIKON-TEXと同じポーランドだったんですね。

台紙の説明の内容としては、

  • 武器類の取り扱いに適した生地を指の部分に使用
  • 高通気性生地
  • 装着感と指の操作性を向上させる伸縮生地を使用
  • タッチスクリーン対応
  • Functional Hypalon loopの採用で、(プレキャリやリグなどの)装備への着脱を簡便化
  • 手首部分にフィッティング用ベルクロを採用
  • 指関節部分に伸縮素材を使用したスリットを採用

といったようなことが書かれています。

 

なお、この台紙には書かれていませんがベトナムで製造しているとのこと。

OakleyのFactory Pilot GloveやMechanix製のグローブもベトナム製造なので、あまり気にしなくてもいいかと思います。

 

 

グローブ表面

それでは、グローブ本体を見ていきます。

まずは表面から。

手の甲と指の部分は吸水・速乾性を重視したように見える生地が使用され、こぶし部分は伸縮性に富んだ生地が使用されています。

これのおかげで安定した着用感がありながらも、Mechanix Ventと比較して手の動きが阻害されません。

変に布が余ることが無いので、使用感はかなりいいです。

一方で、こぶし部分は薄手になっているので、BB弾が着弾したら他のものに比べて痛そうです。

こればかりはどちらを優先するか使用者次第かと思います。

 

指の部分をクローズアップしたのがこちら。

中指の黒い部分がタッチスクリーンに対応した生地です。

また、関節部分にスリットが入っていることが分かります。

関節のスリットと指側面には伸縮生地が使用されていますね。

 

実際にグローブをはめて指を曲げたのがこちら。

このスリットと伸縮生地のおかげで指が突っ張ったり引っかかったりするような感覚が無いので、トリガーが引きやすいです。

また、指を曲げた時に布が余らないのもポイントが高いです。

 

次に手のひら側。

手のひらは全体的にスウェード調の合皮が使用されています。

この合皮で適度な滑りにくさが確保されています。

ベルクロの部分についているループがFunctional Hypalon loopなのかと思います。

ゴムをひいた布のような感触で、フックなどで引っかけても簡単には千切れたりほつれたりはしなそうです。

親指の側面部分はタオル地のようになっているので、汗を拭うことを考慮して作っているのだと思います。

 

親指部分の裏側がこちら。

かなり複雑に立体縫製されています。

この立体縫製、かなりいいです。全く親指の動きを阻害しないんですよ……。

親指の骨格に沿っている感じで、しっかり指の動きに追従してきます。この部分だけでも買った価値があると思える出来です。

それから、親指の先端もタッチスクリーン対応しています。

 

 

グローブ裏面

ここからはグローブを裏返して縫製を見ていきます。

まずは

各部分の縫い目は綺麗に縫われているように思います。

変にほつれたり二重に縫っている箇所もありませんでした。

縫い終わりは少々雑に見える部分もあるのですが、実用上は問題無さそうです。

 

手のひら側はこのようになっていました。

親指の付け根は補強されているわけではなく、立体縫製なので1枚だけですね。

 

親指の立体縫製部分は二重に縫っているので、強度も問題無さそうです。

こういった使い勝手と耐久性を考慮した縫製をしてくれていると本当に楽なんですよ……。

 

まとめ

これから新しく買おうとしている人やグローブ難民になっている人へ本気でオススメしたくなるグローブです。

安いものだとMechanixのOriginalもありますが、最近は使っている合皮の品質が落ちてきているなどという話もあるので、少し予算を上積みしてでもこちらにすることをおすすめしたいですね。

使い勝手に関しては明らかにMechanixのものよりこちらのほうがいいと思います。

特に各指のフィット感と追従性は戻れなくなりそうです。

 

デメリットというか好みが分かれる部分はこぶしの部分ですね。

この部分の生地が薄いので、被弾した時や変にぶつけるとけっこう痛そうです。(これはMechanixのVentでも同じですが。)

 

防御力よりも使い勝手の良さを求めるなら失敗しない選択肢だと思うので、是非試してほしいグローブです。

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