エアガンの各種ピン固定用にLOCTITE 641を購入してみました
最近は手持ちのパーツで外装カスタムが主体となっていてほとんど更新していなかったのですが、新しくケミカル類を購入したので紹介してみようかと思います。
今回購入したのはLOCTITE 641。(以下“641”)
よく“ネジロック”と言われる製品の姉妹品となります。
この641の使用用途としてははめあい部分の固定となります。
エアソフトガンですと、メカボックスの軸受けに使ったり、電動ガンのフレームピン、GBBのトリガーピンやハンマーピンなどと言えば分かりやすいでしょうか。
特にピンに関してはゲーム中の振動で落としたりして悲しい思いをすることが多いのではないでしょうか。
なお、はめあい用のLOCTITEには、高強度用のものもあり、そちらは取り外しができないケースもあるので、必ず“641”と書かれているものを選ぶ必要があります。
M4のトリガーピン等ではアンチローテーションリンクを使用することで脱落防止をすることもできなくはないですが、他のパーツではそうはいかないかと思います。
その時に使用するのがこの641となります。
目次
パッケージ
それではパッケージを見ていきましょう。
本来業務用ということもあって外箱は無く、ボトルのまま送られてきました。
10mlのネジロックを見慣れている方からすると、やたら大きく感じるかと思います……。
実はこれ、50ml入りのボトルが最小サイズなんですよ……。
10ml入りのものがあれば手を出しやすいんですが、販売していないのがちょっと残念なポイントです。
裏の 説明書きはこのような感じ。
ちょっと分かりにくいですが、日本語の説明に加えて中文や韓国語でも記載されています。
これは東アジアで流通しているパッケージなのでしょう。
キャップを外したのがこちら。
一回使った後に撮影したので既に液色が分かる状態になっています。
ネジロックの紫色と異なり、黄色ベースの液色になっています。
肝心の固着時間は25度環境下で25分。完全固着までは24時間となっているようです。
ピンとフレームの間にギャップがあったとしても0.1mmまでは問題無く接着してくれるようなので、その点でも魅力的ではないかと思います。
ただし、接着は金属同士を前提としている為、プラフレームで使用できるかまでは分かりませんでした。
使用例
今回はサンプルとしてArcturusのAKのリアサイトブロックピンを接着してみました。
状態としては撃ったり走ったりしていると緩んで抜けそうになるといった感じでしょうか。
今回は途中まで入れた後に641を垂らして圧入といった形で固定してみます。
塗布してから30分後の状態は、塗布前と比べて抜けづらくなっているのは確実です。
また、抜く場合もピンポンチとゴムハンマーが必要な程度には接着してくれます。
これなら分解整備も可能ですし、エアソフトガンに使うにも最適なのではないかと思います。
まとめ
金属フレームのエアソフトガンのピン脱落防止用として、十二分に効果を発揮してくれる接着剤かと思います。
分解整備することもできますし、下手にピンを失くして探し回るよりは、この641を使用しておくと精神衛生上いいのではないかと思います。
欠点は何と言ってもボトルサイズの大きさでしょうか。
50ml入りということもあって、お値段もなかなかいい値段するんですよ……。
私が買った時点で3000円以上しました……。
販売元のHenkel Japanが小瓶を売ってくれると嬉しいのですが。
最後にピンの脱着時にはピンポンチとゴムハンマーが必要になってくるので、用意することを忘れずにといったところでしょうか。
使い勝手がいいので、一本持っておくとカスタムの幅が広がるかもしれません。