スコープの保管方法を光学機器メーカーに訊いてみました

先日、私同様サバイバルゲームとカメラを趣味にしている友人と話をしていた際、ふと気になったことがありこんな話が出てきました。

『カメラのレンズとスコープの構造はほとんど変わらないけれど、そのままエアソフトガンにマウントしたままでいいのか?』と。

たしかにカメラのレンズとスコープは構造が大きく変わらないはずだから防湿庫に入れて保管したほうがいいかもしれないとの結論に。

なのですが、お互いに正確なことがわからなかったので、SIGHTRON JAPANとNikonに直接訊いてみることにしました。

 

 

ということで、2月28日から3月3日まで開催されている国内最大のカメラ展示会CP+に行ってきました。

まずはSIGHTRON JAPANのブースへ。

海外の光学機器の国内代理店ということもあり、自社ドットサイトの他、VORTEXやSIGHT MARKのドットサイトやブースター、ナイトヴィジョンゴーグルなど、カメラ展示会にも関わらずタクティカルなコーナーになっており、CP+の中ではかなり異彩を放っています。

他にも(というかこちらがメインなのですが)双眼鏡や単眼鏡、天体望遠鏡も展示されています。

 

今回の目的であるスコープや光学機器の保管方法についても質問しやすい環境です。

スタッフの方にも単刀直入に、スコープやドットサイトは防湿庫に入れたほうがいいのかと質問したところ、以下の回答をいただきました。

カメラのレンズと比べて防水加工も施しているので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

自衛隊などにも卸していることもあり、多少荒っぽい保管方法をしても問題が無いように製造しています。

ただし、出荷時に除湿剤を入れていることからも分かるとおり、光学機器は過度の湿気を嫌うので長期間使用しないのであれば防湿庫に入れておくのが理想的です。

とのこと。

また、合わせてこんな話も。

今まで購入者からは水没させた後、レンズ内にカビが生えた為、相談を受けたことがあります。水没させた場合にはしっかりと水分を拭き取ったほうがいいですね。

 

続いて、Nikonのブースへ。

Nikonは元々、20世紀初頭に光学兵器開発を目的に設立した会社なので、ミリタリー系とも縁が深い会社なんですよね。

最初は海外で展開しているNikon Tacticalも展示されているのかと思っていたのですが、案の定というか、展示していないとのこと。

どうやら日本国内には代理店が無いそうで、せっかくの国内光学機器メーカーなのに残念な話に。もし欲しいなら個人輸入に頼ることになりそうです。

 

それから本題のスコープなどの保管方法についてもお話を伺うことに。

なんというか、場違いな質問をして申し訳無いと思ったのですが、このような回答をいただけました。

今回は構造の近い双眼鏡などの保管方法と断ったうえでの話になりますが、光学機器に一番いいのは防湿庫に保管するのが理想です。

ですが、防水処理が施されているので、カメラのレンズほどデリケートなものではなく、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。

 

両社とも当然のことながらほぼ同じ回答となりました。

妙な質問にもかかわらずご回答いただいたスタッフの方、本当にありがとうございました。

 

というわけで、大量にスコープやチューブ式のドットサイトを使うのであれば防湿庫があると色々と安心なことが分かりました。

もちろん頻繁にサバイバルゲームに行く場合にはそのまま載せておくのも問題無いと思います。いちいちゼロインするのも面倒ですしね。

 

肝心の防湿庫ですが調べてみたところ、2500円ほどで買えるようです。

あとは乾燥剤を入れておけばOKです。

乾燥剤も再利用可能タイプがあるので、割と便利だったりします。

ついでにバイオBB弾も入れておけばもしかしたら劣化を抑えられるかもしれません。

 

これはあくまでも個人的な考え方ですが、もしスコープを水没させてしまっても、水分を拭き取った上で防湿庫に入れておけば中で結露を起こすリスクも減るかと思います。

わざわざ水没させることは無いにしても、雨が降った後のフィールドで落としてしまうこともあるかと思うので、用意しておいてもいいかもしれません。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA