入門機からハイエンドまでのスコープを比較してみました

先日のプリズムサイト比較に引き続き、スコープの比較もしていきたいと思います。

今回比較するのはこちら。

右から順に

  • Vector Optics Forester Gen. 2
  • Primary Arms 1-6x24mm SFP Gen III ACSS .223/5.56
  • EOTech Vudu 1-6x SR-1

となります。まさかこんな沼の底を(文字通り)覗き込むことになるとは思いませんでした。

 

実売価格がForester Gen.2を基準にして、それぞれ約3倍、約10倍とあからさまな価格差が出るので当然のことながら性能に大きな差があります。

実物を見てしまうと、光学機器沼にはまってしまうのを理解できてしまいます……。

 

 

Vector Optics Forester Gen. 2

それではまずはForester Gen. 2から見ていきます。

……なんですが、同条件での1倍の写真を撮り忘れていました……。

 

別の場所で撮影した写真を歪みの比較用に載せますが、参考になりにくかったら申し訳ありません。(別途、1倍の動画はあります)

まずは1倍の写真から。

写真で見ると分かりやすいですが、外縁部にかけて引き延ばされたように像が潰れているのと、色の再現度が低くなっているのが分かりますね。

加えて、1倍と言いながら実際は0.85倍くらいなのも特徴でしょうか。

数字通りじゃないという見方もできる一方で、目で見るよりも視野角が広がっているので、広範囲の索敵で効果を発揮すると見ることもできるかと思います。

 

続いて5倍の写真。

流石にこの倍率になると縁が太くなりますね。

この倍率になると歪みはあまり気にならないのですが、若干解像度が落ちているかなというのが正直な印象です。

あとは、サンシェードが無いので、上側が露出過多になったように白っぽくなっているのも特徴でしょうか。

平面的なフィールドなら気にならないと思うのですが、立体構造になったフィールドだともしかしたら影響が出るかもしれないですね。

 

ただし、値段を考えると十分に優秀だと思います。

何より、サバイバルゲームで被弾した時に涙を飲み込めるのがこの値段だと思うんですよ。

 

Primary Arms 1-6x24mm SFP Gen III ACSS .223/5.56

続いてPrimary Armsの1-6x24mm SFP Gen III ACSS .223/5.56を見ていきます。

Foresterと同じく、まずは1倍から。

外縁部が若干暗くなっているように感じますが、恐らく撮り方の影響も受けているかと思います。

この写真、若干右寄りで写ってしまったので……。

 

そのことを念頭に入れて見てみると、外縁部の歪みや解像度の低下、それから色再現性までバランス良く映っているように感じます。

あくまでも個人的な感覚ですが、ターゲットシューティングをするのであれば、この価格帯の光学機器を選ぶのがいいかもしれませんね。

 

次は6倍の写真を見ていきます。

基本的な見え方の傾向は1倍時とさほど変わりはありませんが、気持ち暗くなっているかなというのが第一印象です。

一方で、光の当たり方によっては白っぽく映ってしまうこともあります。

それから、プリズムサイトでACSSレティクルを見た時は使いにくいと思ったのですが、スコープで見ると印象が変わるのは面白いかなと思います。

動くターゲットを素早く狙うのか、激しく動かないターゲットを狙って撃つのかで傾向が違うのでしょう。恐らく。

 

個人的には次にスコープを買うとしたらこのクラスのものになるのかなと言うのが、今のところの印象です。

 

 

EOTech Vudu 1-6x SR-1

写真での比較の最後にEOTech Vudu 1-6xを見ていきます。

Vuduが前述の2つのスコープと違うポイントはレティクルがFFP仕様になっていることです。

倍率を上げるとレティクルが動くあれです。

 

まずは1倍の写真から。

レティクルは小さいクロスヘアにサークルと、かなり見やすいものの、これで細かく狙うのは厳しいかもしれません。

ターゲットに被って見づらいケースがあるかと思います。

レンズの性能に関しては色再現率など諸々を含めて、Primary Armsのものよりも更に頭一つ抜けているように感じます。

歪みは全くと言っていいレベルで違うのは素晴らしいですね。見てるだけで光学沼の深淵の底が見えそうになります。

 

おまけですが、Vudu 1-6x SR-1でのレティクルはこのように動きます。

 

続いて6倍。

この倍率になると十字が線で表示されていたのではなく、微小なドットの集まりだったと分かりますね……。

ここまでくるとターゲットと重なっても分からなくなることは無いと思います。

 

ちょっとこの写真ではボケてしまっていますが、このVuduの凄いところは、レンズの明るさでしょう。

この後、日が沈んでから同じターゲットを見てみたのですが、Primary Armsでは視認が難しかったにも関わらず、Vuduでは一瞬で発見できました。

カメラでいうところの、F値が小さいイメージと言えば分かる人は分かるかと思います。

ナイトゲームに使用する場合は、このクラスでないと発見できないかもしれません……。

 

対物レンズ側からの見え方

次は対物レンズ側からの見え方を見ていきましょう。

まずはForesterから。

Foresterの場合、ドットのみなので意外と目立たないかなと思っていたのですが、これを見て間違いだったと分かりました……。

どうやら、鏡筒内で発光素子からの光を反射しているんですよね……。

他のものと比べれば大したことは無いのですが、暗いところで見ると対物レンズが赤く光るので、位置が特定される可能性が高くなるかと思います。

 

続いてPrimary Arms Gen. III ACSS。

これもプリズムサイトのCyclopsと同じく、上下逆に映っていますね。

光り方に関してはForester以上に明るく光るので、ヘッドショットを狙おうとすると確実に位置が特定されます。

実際にレンジに降りて確認したので間違いはありません。

 

最後にVuduを。

Primary Arms Gen.III ACSSの写真の端にもちらっと映っていますが、こちらも派手に光ってくれています。

この感じだと、サバイバルゲーム中に下手に撃ち返されるとレンズに当たりそうで怖いですね……。

たまに『高額な光学機器のレンズを撃たれて割れた』と言ってトラブルになると聞くことがありますが、なんとなく分かる気がします……。

そのようなことにならないように対策が必須と思っていいかと思います。と言うかお互いの為にも格好悪くなるから使いたくないとか言わないで使ってもらえるとありがたいです。

 

見え方の比較

最後に実際の見え方の違いを比較していきます。

プリズムサイトと同様に、文字で書くよりも実際に見てもらったほうがいいかと思うので、こちらをご覧ください。

全てのモデルで高倍率時のアイボックスが狭くなるのは共通しているのですが、性能が上がるにつれて許容幅が狭くなっていくのが今回比較して気付いたことでしょうか。

よく考えてみれば、アイボックスが狭いほうが正しい構え方をする必要が出てくるんですよね。

正確に狙いたいのであればしっかりと構える必要がありますし、理に適っているということでしょう。

 

まとめ

今回の比較を行うまではサバイバルゲームをするだけならForesterでいいかなと思っていたのですが、考え方を改めさせられたというのが正直な感想です。

たしかにサバイバルゲームで必要な性能はForesterで十分満たしていると思うのですが、狙ったポイントに弾を送り込むという観点で見るとPrimary ArmsのGen III ACSSクラスの光学性能が欲しくなってきてしまうんですよ……。

一方で、本文中にも書きましたが、高価過ぎる光学機器をサバイバルゲームに投入した時のリスクもしっかりと頭に入れておかないといけないかと思います。

誤解を恐れずに言うなら、壊れてもいいくらいの気持ちでいくべきではないかと。

傷が入る程度ならともかく、レンズが割れてしまったら使い物にならなくなりますからね……。

その観点からレンズプロテクターをつけるべきなのですが、そうすると光学性能が落ちてしまうはずなので悩みどころです……。

 

これらを踏まえた上で最もバランスがいいのは、ミドルレンジのスコープなのではないかと考えています。

EOTechのVuduに関しては流石にゲームに投入するのは怖いので、ターゲットシューティング用と考えたほうがいいのではないでしょうか。

Foresterはゲームユースとして割り切った使い方をするのに加えて、上位のスコープにステップアップする際の基準としても好適かと思います。

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