Vector Optics製ミニリフレックスサイト Frenzyの外観レビュー

Taurusを購入した際、合わせてVector Optics製のミニリフレックスサイトFrenzyも買っていたのでレビューしていきたいと思います。
届いてから実に一ヶ月近く経っているのですが、外に出るチャンスが更に先延ばしになってしまったので、外観だけでも見ていきます。

私が持っているミニリフレックスサイトはVector OpticsのSphinx、Spirit、SightmarkのMini Shot Pro-Specを所持しているので、このFrenzyで4つ目となります。
我ながらDocter互換のドットサイトを買いすぎですね……。

今回は外観のみのレビューとなりますが、光学性能を見る際は合わせて比較してみようかと思います。

 

 

目次

パッケージ

まずはいつも通り、パッケージから見ていきます。

このパッケージは、Taurusとは異なり、“O”の上に王冠は描かれていませんね。

恐らく、ミドルクラスあたりなのでしょう。

 

パッケージの中身はこのような感じ。

  • Frenzy 1 x 17 x 24 x1
  • Frenzy専用シリコンカバー x1
  • ワランティカード x1
  • マニュアル x1
  • クリーニングクロス x1
  • トルクス用六角レンチ x1
  • マイナス用六角レンチ x1

 

同梱されていた六角レンチ類がこちら。

Frenzyはマウントやレイルへの固定にトルクスネジ、エレベーションとウィンデージの調整にマイナスネジを使用しています。

ただ、エレベーションとウィンデージの調整に関してはこのレンチだとやりづらかったので、別途自分でドライバーを用意したほうがいい気がします。

 

それから、パッケージに記載されているスペックはこのような感じ。

  • 倍率:無し
  • 対物レンズ径:17x24mm
  • 視野:6.2° @ 100yds
  • 全長:46mm
  • 重量:56g
  • エレベーションレンジ:45MOA
  • ウィンデージレンジ:45MOA
  • クリックバリュー:1MOA
  • ドットサイズ:3MOA
  • イルミネーション:8段階 赤 / 2段階ナイトビジョン
  • バッテリー:CR2032

 

使用目的が違うので当然と言えば当然ですが、クリックバリューがスコープとは全くの別物ですね……。

実際の使用で困ることはほとんど無いと思います。

ドットサイズに関しては3MOAと若干大きめですが、これで長距離を狙うということも無いと思うので問題無いでしょう。

 

外観

それでは外観を見ていきましょう。

まずは右側面。

右側面にウィンデージの調整ネジが設置されています。

前述のとおり、調整時は別途しっかりしたドライバーを用意したほうがいいかと思います。

レイルへの固定はトルクスネジなので、ここも注意したほうがいいかもしれません。

 

続いて左側面。

こちらの面には電源兼輝度調整ボタンが配置されています。

個人的には同社製のSpiritよりも使いやすくなっているといった印象を受けます。

 

次は上面。

こちらの面にはエレベーションの調整ネジが設置されています。

レンズフード部分には最近のVector Opticsのロゴが透かしで入っているのも特徴でしょうか。

マウントへの固定ネジはトルクスが採用されているので、着脱時は最低限、付属の六角レンチを使うのがいいでしょう。

 

続いて背面。

私が持っているVector Opticsのドットサイトの背面にはダイヤルロックがついていたのですが、Frenzyにはついていませんでした。

 

マウントを外す前の最後に、正面から見てみます。

このモデルは自動調光はついていないので、センサー類は無しとなっています。

なお、レンズのコーティングはこのような感じ。

この角度では赤系のコーティングに見えますが

 

見る角度によっては緑系のコーティングになります。あまり詳しくないのですが、マルチコーティングと見るべきでしょう。

 

次はマウントを取り外してみます。

マウントを取り外すとバッテリースペースにアクセスできます。

使用するバッテリーはCR2032と簡単に手に入るものなのはありがたいですね。

但し、入れる際は接点が板バネ状になっている関係で浮き上がってしまうので少々コツがいるかと思います。

ちなみに4時間で電源が自動的に切れるので、ゲームで使用する際は頭に入れておいたほうがいいでしょう。

 

マウント側はこのように。

完全にDocter互換のマウントですね。

ネジ穴部分にはしっかりとネジ受けの金具が入っているので、頻繁に着脱しても問題が起きることは少ないと思います。

 

また、Vector Opticsから出ているライザーマウントは元々、このFrenzy向けに設計されたものだそうです。

なので、実際に取り付けてみました。

全体的なラインはFrenzyと合わせてあるので、違和感が少ないですね。

若干段差がズレているのが気になってしまいますが、使用上は問題無いでしょう。

 

後ろから見るとこのような感じ。

この面から見ると違和感は少ないですね。

 

 

Spiritとの比較

私が持っている中で、機能的に近いSpiritと外観を比較していきます。

まずは高さ。

最初はレンズ径の差が大きいのかなと思っていたのですが、並べてみると本体部分の厚さにかなり差がありますね。

これはSpiritが本体内にバッテリーケースをスライドインさせる方式なので出てくる差なのかなと思います。

 

続いて、後ろから。

こちら側から見ても高さの違いが如実に出てきますね。

レンズの高さもFrenzyのほうが1mm弱低いので、全体的にコンパクトな印象を受けます。

 

以前、Vector Opticsのマウントは背が高いと書きましたが、これは本体の差による影響も大きいような気がしてきました。

これは改めて検証したほうがいいかもしれませんね……。

 

まとめ

これまでのVector Optics製のミニリフレックスサイトと比較して、全体的にコンパクトな仕上がりになっているというのが第一印象となります。

また、バッテリーを本体とマウントで挟み込むようなタイプはSphinxは電源オフが無いこともあってあまり好きではなかったのですが、このFrenzyならオート電源オフ機能もあるのであまり気にならずに済みます。

表面処理は今までのものよりもシャープな印象を受けます。ただ、これは見方によってはおもちゃっぽい印象を受けるかもしれないので、好き嫌いが分かれるかもしれません。

全体的にはこれまでのVector Opticsのドットサイトに対して抱いていた不満を綺麗に払拭してくれたおかげで満足感がとても高いです。

価格と完成度を比べて考えると、個人的には非常に満足度が高いドットサイトになるのではないかと考えています。

 

レンズの色やドットの発色に関しては室内で見ているとあまり参考にはならなそうなので改めて紹介できればと思います。

 

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