5KUのMIタイプAK Railed Gas Tubeを買ってみました
購入しようと思ったら国内在庫が切れてなかなか手に入らなかった5KU製のMIタイプAK Railed Gas Tubeがやっと手に入るようになったので、組み込みを含めてレビューをしていきます。
一時は再入荷予定無しだったので、本当に手に入って良かったです。
目次
パッケージ
まずはいつもどおりパッケージから見ていきます。
とは言っても、5KUのバルク品っぽいので、あまり参考にならないかもしれませんが。
外箱は5KUらしく、無地の箱。
側面には品名と品番のシールが貼付されていました。
for GHK AKということで、同じ外装を使用しているLCTにも対応となりますね。組み込みに難はありましたが。
パッケージの中はエアシールパッキンとジッパー付の袋に入ったガスチューブのみだったので割愛します。
外観
パッケージから取り出したのがこちら。
まずは上面から。
レイルのスロット数は9スロットとなっています。
位置を表すプリントもされているので、同じスロットにドットサイトを載せやすいですね。
リアサイトブロック側のプリントはこのようになっていました。
色々と怒られそうなプリントがされていますね……。
本物志向なら嬉しいのかもしれませんが、ちょっと不安になってしまいます……。
側面はこのようになっています。
左右ともにプリントや刻印はありませんね。
続いて底面も見ていきます。
実物もこれが入っているかは分かりませんが、ガスルート側に“S”の刻印が入っています。
拡大するとこのような感じに。
Sの左右にあるイモネジはガスルートの個体差に合わせて長さを調整した後に固定する用途で設けられているようです。
その長さ調整部分を分解したのがこちら。
フロント部分がネジ状になっていて、繰り出してガスルートにフィッティングする構造です。
この構造のおかげで、標準のアッパーハンドガードより脱着が楽になっています。
実物だと、こまめな清掃が必要な部分なのでこのような形状になっているんでしょうね。
続いてリアサイトブロック側も見てみます。
リアサイトブロック側についている羽根の部分にもイモネジがついています。
これはテンションをかけてガスチューブが動かないようにする為のものかと思います。
組み込み
今回、実際に組み込んでみたのはGHK(LCT)のAK74MNとE&LのAK74MNとなります。
結論から述べてしまうと、どちらもポン付けは不可能でした。
GHKのAK74MNはハンドガード内のヒートシールドと干渉・ガスルートの径とフィッティング用のパーツの径が同じでしっかりとはまらないといった問題を抱えています。
一方、E&LのAK74MNはフィッティング部分はしっかりとはまるものの、リアサイトブロックの形状が微妙にGHKと異なっていた為、前傾で固定されてしまう問題がありました。
GHK AK74MN
ここから詳しく見ていきましょう。
まずはGHKのAK74MNのハンドガード。
最初はドロップインでつけられるかなと思っていたのですが、羽根部分とアウターバレルとハンドガードの固定を兼用するヒートシールドが干渉してしまい、取り付け不可能でした。
より分かりやすいように、ヒートシールドだけ取り外して干渉の仕方を確認したのがこちら。
ヒートシールド下部とリアサイトブロックの下端が干渉しているので、これ以上下げられませんね……。
もしかしたら、ヒートシールドのこの部分をカットしたら着くのかもしれないのですが、今回は検証しませんでした。
ということで、今回は最初からヒートシールドがついていないE&Lのハンドガードに交換して取り付けてみました。
何故ヒートシールドを取り外しただけで流用しなかったのかというと、こんな感じで内部構造的に安定していそうなのが上段のE&Lのハンドガードだったんですよ……。
ということで無事にハンドガードを交換して取り付けすることができました。
できたのですが……
フロント部分がガスルートに最後まではまっていないのがお分かりいただけるでしょうか……。
しっかりと締め上げておけば不意に外れることは無さそうなくらいガッチリとのですが、ちょっと見た目が不格好になりますね。
E&L AK74MN
ここからはE&LのAK74MNを見ていきます。
GHKのほうでも述べた通り、E&Lのハンドガードはヒートシールドがついていないので、そのままポン付けOK……かと思ったのですが……。
つくにはついたのですが、よく見ると斜めっているんですよ……。
で、原因を調べてみると、リアサイトブロックの穴の形状が微妙に違ったんですよね……。
赤い線が入っているところを見てもらうと、左のE&Lのリアサイトブロックの穴のアールが大きいことが分かるでしょうか。
その為、リアサイトブロックの穴の形状を右のGHKのアールに合わせて削るか、ガスチューブのリア部分の形状をE&Lのアールに合わせるかの二択になります。
今回はガスチューブ側を削ることにしました。
で、取り付けたのがこちら。
水平も取れて、ガスルート側もしっかりと先端までねじ込むことができました。
こんなのほぼポン付けだろとか舐めてかかっていたので、ちょっと気疲れしてしまいました……。
まとめ
今回紹介した5KUのMIタイプAK Railed Gas Tubeですが、GHK(LCT)、E&LのどちらのAK74MNも加工が必要でした。
もしAK74MNに取り付けるのであれば、それ相応の覚悟をしておいたほうがいいかと思います。
一方で、AK74、AKMやAK47に関しては今回は未検証となります。
これらのモデルの場合はハンドガードの形状や材質が異なるので、もしかしたら互換性があるかもしれません。
気になる方は、今回の写真を参考にして試してみてもらえればと思います。
実は今回、3本仕入れたので、近々リリースされるであろう、東京マルイのGBB AKMにも取り付けできるか試してみたいと考えています。
はじめまして。いつも興味深く読ませていただいています。
特にArcturus製品の分解は非常に参考になり、感謝しております。
こちらのガスチューブは自分も購入したのですが、LCTにもポン付け不可能でした。
記事にも書かれています通り、GHKと同形状?なので後部が下がり切らず、加工が必要でした。
Zhukov型ハンドガードにも前部が太くて干渉し、取り付けるには手間が掛かりそうでしたね…。
ツタさん、初めまして。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
やはりポン付けできませんでしたか……。
GHKはアウターバレル以外はLCTの外装を使っていたはずなので、基本的には同じ現象が出るかと思います。
Zhukovなどのカスタムハンドガードを私は持っていないので、そのような情報をいただけて本当に助かります!