ARCTURUS PDWの外観レビュー
またしても仲間内でARCTURUS製電動ガンを購入したので、写真を提供してもらうことができました。
今回は私も同行しながら都内のショップで購入したのですが、これまで紹介したARCTURUS製電動ガン同様、北米仕様となっています。
合わせて仕様に関してもいくつか話を聞いているので、まとめて紹介したいと思います。
なお、フルサイズAR-15と共通している部分もあるので、こちらの記事も合わせてご覧いただければ幸いです。
目次
パッケージ内容
まずはパッケージを開封した状態がこちら。
パッケージ自体はフルサイズのAR-15と同様のものが使われており、内部で動かないように緩衝材が詰められています。
PDWのコンパクトさに比較して大きな箱の為、最初に見た時は驚きました。
それでは、本題に進んでいきましょう。
内容物は以下の通り。
- AT-AR03 Arcturus PDW AEG本体
- MBUS風ナイロンポリマー製フリップアップサイト 1セット
- ARシリーズ取扱いマニュアル
- 5.56x45mm弾用PMAG GEN3タイプ 30/135連スプリングマガジン 1本
- 5.56x45mm弾用PMAG GEN3タイプ フラッシュタイプ多弾マガジン 1本
- セレクター用ネジ隠しプレート 1枚
- 謎の六角レンチ
- クリーニングロッド 1本
- ARCTURUSロゴ PVCパッチ
基本的にはAR-15と変わりませんが、いくつか異なるものが入っています。特にPVCパッチは今回初めて見ました。(ちょっと欲しい。)
マガジンはPMAG GEN3タイプのスプリングマガジンとフラッシュマガジンが同梱されています。
AR-15は普通の金属製のものだったので特記しませんでしたが、今回はいくつか気にしておくポイントがあります。
このPMAGタイプのマガジンは側面に刻印が入っていません。というのも、北米では権利の関係で商標に関わるロゴなどを入れることはできないそうです。
上手くいったら改めて記事に書く予定なのですが、北米にエアソフトガン用のレプリカパーツを個人輸入する場合、刻印を削り取って送ることになっているそうです。
今回は北米仕様の為、そもそも刻印の無いマガジンとなっているようです。
フリップアップサイトとしては、MBUS風のABUSサイトが同梱されています。
このABUSサイト、下手なレプリカよりも立ち上がりも良いので、使いやすいんですよ……。
これがあれば余計なものを買わなくていいレベルなので、本当にオススメできます。
本体全体像
それでは、箱から取り出したPDWを見ていきます。
ARCTURUSの電動ガンはモチーフとなる実銃はあるものの、オリジナルでまとめている傾向にある為、余計な刻印を入れないようにしているようです。
オリジナルデザインを採用するという点ではAPSやICSなども同様ですが、SF的なデザインとなるAPSやICSとはまた違ったスマートさがあります。
個人的にはARCTURUSのシンプルさはミリタリーライクな装備にもスポーツライクな装備にも合うので高評価に繋がります。
フロントアッセンブリー
続いてフロント周りを見ていきましょう。
ハンドガードはKAC URX4 M-LOKをモチーフとしたオリジナルデザインになっています。
特徴はQDホールがハンドガードの下面にも配されていることでしょうか。
他のURX4レプリカには無いポイントなので、ハンドガード単体でもARCTURUSのものだと判別するポイントになりそうです。
また、ハンドガード上面のレイル部には数字の刻印が入っています。
レシーバーには数字は入っていないのですが、最近流行している、前方に小型光学機器を取り付けるスタイルにはちょうどいいように感じます。
写真では見えづらいですが、短いアウターバレルながらしっかりとガスチューブも着けられており、申し分無い作りですね。
フラッシュハイダーはNOVESKE KX3タイプのものを標準装備。
ただし、このハイダーは一体成型となっている為、音量を調整することはできないようです。
これは本体価格を考えると仕方の無いことかと思います。(実際、この品質でこの値段かよと困惑するレベルで安いですし。)
レシーバー
次はレシーバーを見ていきます。
ロアレシーバーにはAR-15と同様、ボルトリリース横にARCTURUSのメーカーロゴとCAL.6MM BB、そしてシリアルナンバーのみの刻印が刻まれています。
他にはオリジナル刻印は無く、AR-15同様、シンプルなデザインになっています。
アッパーレシーバーの形状がAR-15とは若干異なるようで、PDWのアッパーはAR-15のロアに載せられるのですが、AR-15のアッパーはPDWのロアに載せられなかったようです。
恐らくストック基部の関係だと思うのですが、ここは要検証かと思います。
セレクターはKACタイプのものが使われており、左側のみとなっています。
この写真ではセレクターカバーをつけていますが、つけていないとネジが見えてしまうので、気にする方は付属のカバーを要接着となります。
セレクター右側はモールドされたダミーで、セミ位置固定となっています。
アンビセレクターに置き換えることはできないので、ここは認識しておく必要がありますね。
グリップ
グリップはMAGPUL MIADタイプのものを採用しています。
写真のようにバックストラップを外すことができます。
ただし、このパッケージには交換用のバックストラップは付属していなかった為、別途用意する必要がありそうです。
フロントストラップも同様に換装できるのですが、やはりこちらも付属していません。
どうやらSR16シリーズには付属しているとも聞くので、ここは割り切って着けなかったのだと思います。
そもそも、PDWは小さいグリップを使うものが多いので、大きな問題にはならないのではないでしょうか。
ストック
最後にストックを見ていきます。
ストックは6ポジションのワイヤーストックを採用。基部にはスリングスイベルもとりつけられています。
剛性もよく、構えても違和感の無い作りになっています。
で、唯一の課題はここからです。
このPDWも他のワイヤーストック採用モデル同様、ストック内にバッテリーを格納することになります。
ここで剛性の良さが懸念になってしまい、バッテリーを入れた時にケーブルを切ってしまうのではないかと不安になるような狭さになっています。
具体的には800mAhのスリムタイプLiPoバッテリーがギリギリ入るくらいのスペースです。
かなり圧迫した状態になってしまうので、バッテリーを入れてねじ込もうとするとケーブルをネジ切り部分で傷つけそうになってしまいます。
なので、可能ならバッテリー側のケーブルを切り詰めてコネクタをTX30に変えるほうがいいかと思います。
最初はミニディーンズでもいいかと思ったのですが、金属製の本体に使う場合、何かのはずみで端子が本体に接触してショートするのは怖いので……。
ここさえクリアできれば理想的なPDWではないかと思います。
まとめ
モダナイズドAKMやAR-15同様、ハイレベルにまとまったKAC風パーツを使用したオリジナルM4ベースPDWです。
取り回しもよく、CQBで活躍できそうなモデルになっています。
また、内部も少しだけ見せてもらったのですが、インナーバレル長に合わせたシリンダーが採用されており、無駄の無いメカボックスになっていることも高評価に繋がっています。
当初は北米仕様ということもあってパワーで押し切るんだろうなと思っていたのですが、効率良く動かす為のパーツ選択もされているのでカスタマーにもおすすめできるものになっています。
今回このPDWを買った友人と一緒に、何人かにARCTURUS製品を触ってもらったのですが、概ね高評価となっています。
私自身も今後、AR-15 CQBとAK74カスタムを買う予定だったり、触ってもらった人の中から何人か購入予定が立った人がいたりと少し触れば素性の良さが分かってしまうので、本当にオススメです。
内部のノウハウに関しても私と友人で概ね押さえられたので、ご質問いただければ回答できますので、お気軽にお声掛けください。
はじめまして。こちらのPDWのフラッシュハイダーはどのように外されたのでしょうか?フラッシュハイダーの芋ネジがハンドガードで隠れていて回すことができないのでまずハンドガードを外してから作業するのでしようか?
ぱるさん、初めまして。
1年以上前なのではっきりと記憶に無いのですが、隠れているイモネジは先端がボールポイントになっている六角レンチで外したのではないかと思います。
ハンドガード自体がフラッシュハイダーを外してからでないと外せない仕様になっているので、間違い無く先にフラッシュハイダーを外しているはずです。
あまりお力になれていないかもしれないですが、参考にしていただければと思います。
はじめまして。私も最近これ買ったんですが、芋ネジの位置が真下でしたのでMーLOKのスリットに六角レンチを差し込んで回して外せました。
アパムさん、初めまして。
取り外したのはガスブロックで間違い無いでしょうか?
もしガスブロックでしたら、私が記載していなかった情報をいただき、ありがとうございます。