Atibal Optics製の軽量マウント TPM-LTのレビュー

先日のAero PrecisionのUltralight 30mm Scope Mount, Extendedに続いて、Atibal Optics製のスコープマウントTactical Precision Mount – Lightweight(以降TPM-LT)を購入しました。

当初予定ではSightmarkのTactical 30mm LQD Cantilever Mountを買いたかったんですが、国内在庫が切れており、アメリカからの取り寄せにも対応していなっかったので、急遽Atibal製のTPM-LTになりました。

結果として価格相応な部分はあると思いますが、かなり満足できているかと思います。

 

なお、Aero PrecisionのUltralightについてはこちら。

Aero Precision Ultralightスコープマウントを購入しました

Aero Precision Ultrarightスコープマウントをラッピングしました

 

 

目次

パッケージ

それでは、パッケージから見ていきます。

AtibalはAero Precisionと異なり、ブリスターパックに入っていました。

このプリスターパックは、ハサミやカッターが無いと開けられませんでした。

 

パッケージの中身はこのような通り。

マウント本体とトルクスネジ、それに台紙とシンプルな構成です。

 

台紙の裏側にはスペックが書かれています。

内容は次の通り。

  • マウントタイプ:ウィーバー / ピカティニー
  • リング径:30mm
  • 本体材質:6061-T6 アルミニウム
  • カラー:ブラック
  • センターラインの高さ:40mm / 1.57″
  • マウント取り付け時の推奨トルク:65-100 in. lbs(最大トルク:150 in. lbs)
  • リング取り付け時の推奨トルク:17 -20 lbs
  • 重量:6.8オンス(約192.8g)
  • 付属品:トルクスキー

 

重量だけで見ると実物のGeisseleマウントとほぼ変わらない重量ながらQDレバー付きなので、持ち運びしやすいのは大きなメリットかと思います。

 

外観

ここからは、マウント自体の外観を見ていきます。

まずは左側面。

御多分に漏れず、QDレバーは左側面に配置されています。

 

それから、リア側のマウントリング下側にはAtibalのロゴが入っています。

 

レバーのロックは上部についたボタンを押し込むと解除される仕組みになっています。

ロックを解除して開いたのがこちら。

割と大きめなボタンとレバーなので、グローブをつけたままでも操作できるかと思います。

 

なお、フロント側のリングまで伸びるアーム部分には肉抜きが施されています。

このフロント側の肉抜きが“Lightweight”の名前の由来ではないかと思います。

それから、この個体は前から2つ目の穴の上あたりに段差らしきものがありました。

 

続いて右側面。

個人的に残念なのが、六角ナットの固定部分でしょうか……。

値段を考えれば問題は無いのですが、レバーの受け側が六角ナットになっています。

この部分はデザインのスマートさが欠けるので残念なポイントかと思います。

 

続いて右側面のアーム部分を拡大したのがこちら。

こちらの面は1つ目の穴の下あたりに段差が設けられています。

左右非対称なのが若干気になりますね……。

 

右側面の最後に刻印を見ていきます。

メーカーロゴとモデル名が刻印されています。フロントの肉抜きを見れば一目瞭然ではありますが、TPM-LTモデルだと判断する材料になるかと思います。

 

続いて上面から。

このリングは、左右2本ずつの計4本のネジで固定されています。

最近は固定ネジの数が少なくなったモデルが増えているので、ややオールドスクールな構造と言っていいかもしれませんね。

 

ネジ固定部分を拡大したのがこちら。

このネジはやたらテカっているので、ぱっと見は中華レプについているネジのように感じるかもしれません。

 

また、この固定ネジはかなり長く、リングマウントの上から下まで貫通しています……。

取り付ける時は若干面倒なのでその点は覚悟しておきましょう。

 

下面から見たのがこちら。

下面にはネジが2本ついていますが、これは恐らくQDレバーのがたつきと脱落を防止するためのものかと思います。

 

フロント側から見たのがこちら。

ネジを左右2本ずつ入れる関係で、割とごついリング形状をしています。

 

スコープのマウント

ここからは実際にスコープを載せてみます。

まずはリングの上側を外したのがこちら。

多少触った程度ではバリなどもなく、すんなりとつきそうですが、軽くラッピングしておきます。

 

ラッピングの結果、若干角が取れたようですね。

あとはこれでマウントしてみます。

 

今回はVector OpticsのTaurusをマウントしました。

リングの前後幅はAero Precisionのものと変わらないのですが、全体的に構造が太いこともあってマッシブな印象を受けますね。

 

続いて右側。

こちらも特に違和感を覚えるようなことはありませんでした。

QDレバーを留めるネジのせいで若干デザインのバランスが崩れている感は否めませんが、実用上は問題無いでしょう。

 

 

まとめ

今回はAtibal Optics製のTPM-LTを見てきました。

このTPM-LTですが、SightmarkのLQDマウントを輸入しようとして弾かれた結果、慌てて10分ほどで調べて購入したモデルなのですが結果としてこちらを買って正解だったのではないかと思っています。

まず第一に重量が軽いことが挙げられます。カタログスペックを見た限りでは31gほど軽いので、フロント側に寄せて載せた時の負担が軽くなるのではないかと思います。

第二に、QDレバーの解除ボタンの位置です。

Sightmarkのものは横についているので、引っ掛けて外れてしまいかねないなと思ってしまうのですが、TPM-LTはレバー上面についています。

Sightmarkのマウントを持っていないので断言するのは憚られますが、これなら不意に引っ掛けて落下するというようなことも無いかと思います。

 

それから、日本国内でこのメーカー自体の知名度がそこまで高くないこともあって、持っている人が限られており、被る可能性が低いというのも面白いのではないかと思います。

 

日本国内での入手性はかなり悪いかと思いますが、ミドルレンジとしては悪くない選択ではないかと思います。

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